ニューヨーク・ジャイアンツの大物レシーバーであるケニー・ゴラデイがビッグブルーでの最初のシーズンでタッチダウンを決められなかったのは有名な話だ。
入団2年目を迎えるワイドレシーバー(WR)のゴラデイは新しいコーチングスタッフのもと、標準以下のシーズンからの脱却を目指す。
ゴラデイは「がっかりしたのは確かだけど、それなりに役割は果たしたと思っている」と現地1日(月)に『New York Post(ニューヨーク・ポスト)』に話している。「どのオフェンスも早いスタートを切りたいと思っているけど、正直言って、俺たちはまだ去年のことすら話していない」
ゴラデイは昨年、フリーエージェント(FA)としてジャイアンツと4年7,200万ドル(約96億3,072万円)の契約を結び、37回のキャッチで521ヤードを稼いだものの、得点版を動かすことはなかった。ゴラデイは2年連続で1,000ヤード以上を記録し、2019年にはプロボウルに選ばれ、そのシーズンには11回のタッチダウンでNFLをリードしていたにもかかわらず、デトロイト・ライオンズで過小評価されていたレシーバーだった。
2020年はケガでわずか5試合しか出場できず、昨年は大型契約を結んだ後に期待外れのシーズンを送ったゴラデイが、ジャイアンツにフィットしているのかが疑問視されている。一方のゴラデイは、プレーする上で契約内容と周囲の期待はプレッシャーにならなかったと主張する。
「それはまったくない」とゴラデイは述べている。「去年はただ、動きがいろいろと違ったのが大きかった。それが去年の状況だ」
ライオンズではディフェンスと競り合った状況でもキャッチ力があり、ヤード数を伸ばせる選手として活躍したゴラデイは、クオーターバック(QB)マシュー・スタッフォードから際どいパスもキャッチしてくれると信頼されていた。そんなゴラデイはジャイアンツの前政権のもとではあまりチームとの相性は良くなかったようだ。
だが、ヘッドコーチ(HC)のブライアン・ダボールによって導入された“レシーバーに都合のいい”オフェンスが状況を変えるとゴラデイは確信している。
「まずはオフェンスがまったく違う」とゴラデイは言う。「コーチは常に違う位置に選手を配置してディフェンスに推測させる。だから、かなり自由にプレーできるんだ。型にはまる必要もないし、プレーブック通りでなくてもいい。自分で走るルートを判断できる」
ゴラデイが昨年の不振から立ち直れるかどうかは、QBダニエル・ジョーンズの成長が大きく関わってくる。ゴラデイは今まで通り、ディフェンスを大きく引き離すようなプレーをするつもりはなく、チャンスがあればタイトなカバレッジからプレーを決めることができる。問題は、ゴラデイがライオンズで最高のシーズンを過ごした時にスタッフォードがしたように、ジョーンズが新しいオフェンスで28歳のゴラデイにもっと機会を与えられるかどうかだ。
【R】
からの記事と詳細 ( ジャイアンツで期待外れな初シーズンを送ったWRゴラデイ、軌道修正への準備は万端 - NFL日本公式サイト )
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