リレーエッセイ イワテライフの楽しみ方
大建ももこさん第2回(全2回)

二戸市・軽米町・九戸村・一戸町・浄法寺町(現二戸市)の5市町村を点と線で結ぶと、カシオペア座のWの形になることから、1991年に名付けられた「カシオペア連邦」。なんて素敵な別名も持つ、岩手県北のてっぺんエリア。
暮らして分かった魅力の一つが、人口規模は小さい市町村ばかりだけれど、一人一人が持つ力の強さ・大きさは、大都会にも負けないということ。暑い日も風の日も雨の日も田んぼにいる農家のおじさんをはじめ、みんな当たり前のように、暮らしの中にいつも「情熱」や「誇り」に似た大切なものを持っているようなのだ。みんなあえて口に出したりはしないのだが、日常に確かにそれが大きく存在している。農業・畜産・酪農に携わる人にも、杜氏や漆職人にも、味噌やせんべいを作る職人にも。時には彼らは地の利を生かし、交流したりコラボレーションすることもある。だからだろう、彼らが生み出す食材やお酒や漆器などは、このエリアならではの魅力となっている。
地域の人たちが持つ「情熱」や「誇り」は夜空に強く輝く星であり、それがつながってカシオペア座ができたと考えると、その星座の中で暮らすことの意味はとても大きい。未来が楽しみで仕方がない暮らしや生き方が、ここにはある。
今月の人 大建ももこさん

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確かに
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