漫画「ドラゴンボール」、「Dr.スランプ」などを描いた日本の有名な漫画家の鳥山明さんが1日、急性硬膜下血腫のため亡くなった。享年68=鳥山さんのインスタグラムよりキャプチャー//ハンギョレ新聞社
漫画「ドラゴンボール」、「Dr.スランプ」などを描いた日本の有名な漫画家、鳥山明さんが死去した。享年68。
NHKは8日、鳥山さんが1日に急性硬膜下血腫のため亡くなったと報じた。
鳥山さんが設立した漫画製作会社「バードスタジオ」側は同日、ドラゴンボールの公式サイトにて「熱心に取り掛かっていた仕事もたくさんあり、まだまだ成し遂げたいこともあったはずで、残念でならない」というコメントを掲載した。
漫画「ドラゴンボール」、「Dr.スランプ」などを描いた日本の有名漫画家、鳥山明さんが設立した漫画製作会社「バードスタジオ」が8日、「ドラゴンボール」公式サイトにて訃報を伝えた=ドラゴンボールの公式サイトよりキャプチャー//ハンギョレ新聞社
バードスタジオは「多くの世界中の方々に支持していただき、45年以上にわたる創作活動を続けることができた」とし、「これからも鳥山明唯一無二の作品世界が、末永く皆様に愛され続けることを切に願う」と述べた。葬儀の手続きについては「葬儀は近親者のみで執り行った」として、「静謐を望む本人の意向により、ご弔問、ご香典、ご供物、ご献花その他はご辞退申し上げます」と故人の遺志を伝えた。
鳥山さんが長い間作品を連載した週刊誌「少年ジャンプ」はこの日、公式ウェブサイトに「ジャンプ誌上でたくさんの作品を発表された鳥山明先生が逝去した」と訃報を掲載。「(鳥山)先生が描かれた漫画は、国境を越え世界中で読まれ、愛されてきた」とし、「先生が生み出された魅力あふれるキャラクターたちと、その圧倒的なデザインセンスは、数多くの漫画家・クリエイターに大きな影響を与えてきた」と評価した。
漫画「ドラゴンボール」、「Dr.スランプ」などを描いた日本の有名な漫画家の鳥山明さんが1日、急性硬膜下血腫のため亡くなった。享年68=鳥山明さんのインスタグラムよりキャプチャー//ハンギョレ新聞社
1955年、日本の愛知県名古屋市で生まれた鳥山さんは、1978年に少年ジャンプに掲載された「ワンダー・アイランド」でデビュー。その後、1980年から1984年まで連載した「Dr.スランプ」で、早くから大きな成功を収めた。鳥山さんはこの作品で1981年に日本の漫画賞の一つである「小学館漫画賞」を受賞した。
さらに1984年から11年間連載した「ドラゴンボール」も世界的な大ヒットを記録した。この作品はアニメやゲームなどでも作られた。故人は日本の漫画家の中で初めて長者番付(高額納税者公示制度)ランキング10人に名を連ねたこともあった。
昨年10月、米ニューヨークで開かれた「コミコン(New York Comic Con)」に設置されたドラゴンボールのブースの様子/AP・聯合ニュース
同僚の漫画家たちは追悼の意を表すると同時に、鳥山さんが漫画産業などに及ぼした影響に触れ、感謝の気持ちを伝えた。漫画「ワンピース」の作家の尾田栄一郎さんは「漫画家に限らず、あらゆる業界で活躍するクリエイター達の少年時代にドラゴンボール連載当時の興奮と感動が根付いているだろう」とし、「天国が先生の想い描いた通りの愉快な世界でありますように」と故人をしのんだと、少年ジャンプは伝えた。
漫画「NARUTO-ナルト-」の作者、岸本斉史さんも「小学生低学年でDr.スランプ、高学年でドラゴンボールとずっと先生の漫画と一緒に育ち、生活の一部で先生の漫画が隣にあるのが当たり前だった。嫌なことがあっても毎週のドラゴンボールがそれを忘れさせてくれた。何もなかった田舎少年の僕にとってそれは救いだった」と語った。さらに「ドラゴンボールが終わった時以上のとてつもない喪失感に襲われ…まだこの心の穴にどう対処すればよいのか分からない。世界中の皆さんがまだまだ先生の作品を楽しみにしていた。もしドラゴンボールの願いが一つ叶うなら…」と、喪失感で言葉を詰まらせた。
チョン・インソン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
訳H.J
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