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Monday, December 4, 2023

滋賀:草津市 8割「知っている」:地域ニュース : 読売新聞 - 読売新聞オンライン

 草津温泉で有名な群馬県草津町と間違われることが多い草津市の認知度を確認しようと、同市が今秋、県北部と群馬県、大阪府の3か所のイベント会場でアンケートを実施したところ、8割以上が「知っている」と答えていたことがわかった。市広報課の担当者は「意外と高く安心した」と胸をなで下ろし、「ふるさと納税を軸としたシティーセールスに注力したい」と意気込んでいる。(藤井浩)

 「ふるさと納税の返礼品の草津温泉利用券はいつまで使えますか」「高原の町だから花粉症が少ないのは本当?」――。草津市役所には毎年、群馬県草津町と間違えた問い合わせの電話が複数かかってくる。その度に「こちら滋賀県の草津市ですが」と市職員が答えているが、一度、全国での認知度をはっきりさせ、今後のPRなどに生かそうとアンケートを企画した。

 9月30日に群馬県前橋市、10月21、22両日に彦根市、11月5日に大阪府泉佐野市でそれぞれ開かれた全国のご当地キャラクターが集まるイベントの各会場に専用ブースを設けて実施。来場者に「滋賀県草津市を知っていますか?」と尋ね、「知っている」「知らない」の2択に回答者の現住所別に色分けしたシールを台紙に貼ってもらった。

 念のため台紙の質問の下に「草津温泉の草津ではありません」と明記。公開中の映画「 んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~」のポスターを参考に、市公認マスコットキャラクター「たび丸」が「(草津町と)まぎらわしくて ゴメンなさい。」とのセリフの下で頭を下げるパロディー版のポスターを掲示し、協力を求めた。

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 その結果、草津市を「知っている」と選んだのは、3会場計960人のうち、84・9%にのぼり、地方別では近畿在住者が94・8%で、関東在住者でも70・8%と高い割合だった。一方、会場別でみると、彦根市が96・1%、泉佐野市が83・3%なのに対し、前橋市の会場は67・2%にとどまった。

 市職員がその場で回答者に聞いたところでは、群馬、大阪で草津市を知っている理由として▽(ミュージシャン西川貴教さんが主催する)「イナズマロックフェス」に行く(群馬会場)▽バイクツーリングで滋賀県に行く(大阪会場)▽彦根で開催される「ご当地キャラ博」に行く(両会場)――があった。知らない理由では「草津温泉の草津しか知らない」が多かった。

 草津市広報課によると、昨年度に市に寄せられたふるさと納税は、地域別のトップが関東で49・3%(3億1628万円)、2位が近畿で21・7%(1億3911万円)だった。松浦正樹課長は「市の高額な返礼品が首都圏の富裕層に人気なことや、全国的なイベントが市内で開かれていることも認知度がアップしている要因ではないか」と分析。「ふるさと納税の返礼品送付の際に市のパンフレットを同封したり、たび丸を各地に派遣したりし、シティーセールスと情報発信に努めたい」と話した。

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 アンケートの結果は12月11日まで市役所1階ロビーで展示。草津市と草津町は1997年に友好交流都市協定を結んでいる。

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