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Monday, August 1, 2022

米俳優ニシェル・ニコルズさん死去 「スター・トレック」のウフーラ役で草分けに - BBCニュース

Nichelle Nichols (far right) with her co-stars (R-L) William Shatner, DeForest Kelley, Walter Koenig, George Takei and Leonard Nimoy on the set of Star Trek: The Final Frontier in 1989

画像提供, Getty Images

米テレビと映画の「スター・トレック」シリーズで「ウフーラ通信士官」として有名な米俳優ニシェル・ニコルズさんが、7月31日夜に亡くなった。89歳だった。息子のカイル・ジョンソンさんが発表した。

ニコルズさんは1966年にアメリカで放送開始の「スター・トレック」で、有能で沈着冷静な通信士のウフーラ大尉を演じた。アメリカのテレビで、アフリカ系の女優がそのような資格や権限をもつ役を演じるのがきわめて珍しい時代に、草分け的な存在になった。

テレビ・シリーズが映画シリーズになってからも「ニヨタ・ウフーラ」を演じ続けたニコルズさんは、米航空宇宙局(NASA)に「大使」として採用され、女性やアフリカ系アメリカ人の宇宙飛行士を増やすための促進事業に取り組んだ。

息子のジョンソンさんはフェイスブックで、ニコルズさんが31日夜に自然死したと発表。「長年にわたり大空を照らしてきた大きな光が、消えてしまった」とした上で、「けれども、いま初めて目にしている大昔の銀河のように、彼女の光は私たちや未来の世代のために輝き続ける。その光のもとで楽しみ、学び、インスピレーションを抱けるように」と母親を追悼した。

テレビ・シリーズ「スター・トレック」は、黒人やアジア系などマイノリティーの俳優をレギュラーに据えたほか、1960年代のアメリカが直面する人種差別や戦争など、社会的テーマをサイエンス・フィクションの枠組みの中で取り上げ、多くのステレオタイプを打破していった。

その代表的な存在の1人がニコルズさんが演じたウフーラ大尉だった。1968年には異星人に強制されるという設定ではあったものの、白人男性(ウィリアム・シャトナーさん演じるカーク艦長)と黒人女性(ウフーラ大尉)が作中で口づけを交わし、アメリカのテレビ番組で初の白人と黒人のキスだと大きな話題になった。

それでも、自分の役割が通信回線を開いたり閉じたりするだけだと不満を抱いたニコルズさんは、途中降板を考えていたものの、黒人指導者のマーティン・ルーサー・キング牧師に、有能な黒人女性としてテレビ画面に登場していることそのものに価値があると説得され、番組にとどまったという。キング牧師はウフーラについて、「テレビの歴史で初めて、ステレオタイプではない役柄を黒人女性が演じている」のだと、その価値をニコルズさんに語ったのだとされる。

「スター・トレック」でアジア系士官「ヒカル・スールー」を演じた共演者の米俳優ジョージ・タケイさんはツイッターで、「ニコルズさんを「比類なき先駆者」とたたえた上で、「最愛の友達だったあなたが星々の間で休んでいる今、僕の心は重くふさぎ、僕の目はその星々のように光っている」と書き、「僕たちは一緒に長く生きて繁栄したね」と、シリーズの有名なセリフを引用した。

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「スター・トレック」の「ミスター・スポック」として有名になった故レナード・ニモイさんの息子アダム・ニモイさんはツイッターで、テレビシリーズのセットで父親とニコルズさんが一緒にいる写真を投稿が、「ニシェルが残したものがどれほど大事か、強調しても強調しきれない。とても大勢に愛されていた人を失って、みんな寂しくなる」と書いた。

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