2022年7月18日
自動販売機で有名ラーメン店の味を-。鳥取市賀露町西3丁目の地場産プラザ「わったいな」に15日、首都圏などの有名店のラーメンが手軽に購入できる冷凍ラーメンの自動販売機が設置され、販売が始まった。同市内の事務機器を取り扱う会社が、新型コロナウイルスの影響でいまだ旅行が難しい中、巣ごもり需要を追い風に拡大を図る。
■自宅で温めるだけ
設置されたのは、業務用麺類を製造する丸山製麺(東京都)の冷凍自販機「ヌードルツアーズ」。同社はコロナ禍で取引先が休業に追いやられ、巻き返しを図ろうと新事業として冷凍自販機事業に参入した。
東京都の「らーめん バリ男」や神奈川県の「AFURI」など計21店舗のラーメン店からスープを仕入れ、それに合う麺を同社が製造する。各店の普通盛りと同じ量の麺とスープ、具材が入って価格は千円。温めるだけで有名店の味を楽しめ、同社の丸山晃司取締役は「おうち時間を楽しみ、実際に店に足を運ぶきっかけになれば」と話す。
■「食で人を幸せに」
ヌードルツアーズを県内初導入したのは、鳥取市本町1丁目の金居商店。コロナ禍で事務機の供給が滞るなど本業に影響が出る中、金居洋子専務が都市部で冷凍自販機が人気と知人から聞き、丸山製麺に相談した。
わったいなの自販機では4店舗のラーメンとギョーザを取り扱う。同所での設置には「トッピングに地元の旬の食材を購入してもらえば、地元との相乗効果も生まれる」(金居専務)との狙いもある。
今後は同市内を中心にラーメンや牛タンなどの全国ご当地グルメの自販機設置も検討。地元ラーメン店とのコラボレーションも計画する。同社では「食は人を幸せにするし自分たちも楽しく提供できる。全国のおいしい物を届けたい」と意気込んでいる。
からの記事と詳細 ( 有名店ラーメンの自販機登場 鳥取・賀露「わったいな」 - 日本海新聞 )
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