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Sunday, April 24, 2022

ベティスの伝説ホアキンが掲げた“世界最高のトロフィー”「コパ・デル・レイ、どれだけ素敵なタイトルなんだよ!」 - Goal.com

Getty Images

ベティスは23日にコパ・デル・レイ決勝バレンシア戦に臨み、120分間を1-1で終えて、PK戦5-4で17年ぶり通算3回目優勝を果たした。最初にトロフィーを掲げたのはもちろんこの男、ベティスの太陽ホアキン・サンチェスである。

ベティスの下部組織出身で2000年から2006年まで同クラブの看板選手としてプレーした後、バレンシア、マラガ、フィオレンティーナを渡り歩き、2015年にベティス復帰を果たしたホアキン。ベティス復帰が決まった際には、嬉しさのあまりに机を叩いて手を怪我してしまったエピソードも有名な緑白の生ける伝説が、さらなる伝説をつくった。

2005年に続いてベティスでコパ優勝を成し遂げたホアキンは、同クラブで2タイトルを獲得した史上初の選手に。また40歳276日でのコパ決勝出場は最年長記録で、加えてスペインの一クラブにおけるキャリア初タイトルから最後のタイトル獲得までに要した日数6160日も史上最長記録となる(以前の記録保持者はレアル・マドリーの故パコ・ヘント氏で5915日)。

今季で引退する意向も示していたホアキンは、コパのトロフィーを掲げて、あふれる涙を止められず。その直後のスペイン『テレ・シンコ』とのインタビューでは、現在の心境をありのままに語っている。

「これは今季だけの努力の結晶なんかじゃない。これまでの何年にもわたる努力があったからなんだ。少しずつ目標を達成し、達成して、チームは良くなっていった。僕たちは素晴らしいシーズンを過ごしている。ベティスの人々にふさわしい褒賞だ」

「バレンシアのことも祝福させてくれ。彼らだって正当な勝者になり得た。PKってものはくじ引きだから……。ただ、同様に僕たちだって優勝に値した。僕たちはホームに、セビージャにいるんだから(決勝会場はセビージャにあるカルトゥハ)。神様のおかげで、すべてのベティコにこれを捧げることができた」

「なんで、こんなに泣いてるのかって? これはここ数日にわたって、僕が目にしてきた人々が与えてくれた感情だ。僕を支えてくれた。激励してくれた。色んな言葉をかけてくれた。そうやって、選手は背負うべき責任を体に取り込んでいく。この試合は決勝であり、勝てば喜びと感情が涙となって流れ出る」

「これが僕たち全員が求めていたことなんだ。カップ戦で、コパ・デル・レイで優勝する。なんて素敵なタイトルなんだよ! 僕はとても、とても幸せだ」

「今、この瞬間を楽しませてくれ。僕たちはコパ・デル・レイ王者なんだ。このタイトルを、僕たちのそばにいてくれたすべての人々に捧げたい。コーチングスタッフ、マッサージ師、用具係、洗濯係、調理師、バルのウェイター……。彼らクラブスタッフの仕事ぶりは公には見えないけれど、彼らだって僕たちと同じで、この優勝に値するんだ」

「僕は、自分の人生を愛している。娘たち、父さんと母さん、兄弟、妻……、ベティコのみんなのおかげだよ。本当、ありがとう」

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