大王製紙エリエールレディスで約1年ぶりの勝利を挙げた原英莉花。優勝した彼女の顔が大写しになったとき、「おや?」と思った方もいるのではないでしょうか? 原の顔をよく見ると、右眉の途中に細い切れ込みが入っています。
トレンドにうとい筆者のようなおじさん世代は、「これはオシャレでやっているの?」「はたまた眉毛を整えるときに失敗してしまったの?」と、頭の上をハテナマークが飛び回ってしまいます。それを考えて夜も眠れなくなってしまう前に((C)三球・照代)、「餅は餅屋」で専門家に聞いてみました。
結論から言いますと、あの切れ込みはおそらくですがファッションでやってます。しかも「アイブロウスリット」という立派な名前まであるヘアメイクのトレンドなのです。そりゃそうですよね。よく考えたら、失敗なら何週間も生やさずにいるわけがないし、切れ目が目立たないようにペンシルで描いて隙間を埋めるはずです。
海外のセレブがこぞって個性の演出に取り入れており(スポーツ選手だとサッカー・ブラジル代表のネイマールがやってますね、言われてみれば)、日本でも切れ込みの入った眉毛をアピールするインスタ女子が増えている……らしいです。
「実は私も原英莉花ちゃんの眉毛はちょっと気になっていました。ちょっと遠慮気味のスリットなので、確かに見る人によっては間違えて眉毛を切り落としちゃったように見えるかもしれませんね(笑)」
こう話すのは、ヘアメイクアップアーティストの杉田陽子さん。やはり若い女性の間では流行っているのでしょうか?
「確かに海外ではオシャレ先端をいく女性の中でじわじわと広がってきているアイブロウスリットですが、私個人の意見では日本人にはあまり受け入れられないブームのように思います。B系(=B BOY=BAD BOY=Zeebraの友達にだいたいいそうなちょっと悪そうな感じ)男性に限り日本人でもやっている人はいますが、一般的にはあまり浸透していない気がします。EXILEの方たちにも何人かいましたね。人と違ったファッションを好む人たちの中でじわじわと来ているという程度だと思います」
なるほど、アイブロウスリットは個性派の人が好む、ちょっとトンガッたファッショントレンドと言えそうです。
e!Golfがトーナメントの写真をさかのぼってみた限りでは、原がアイブロウスリットを入れ始めたのはNOBUTA GROUP マスターズGCレディースあたり。この前後で髪型も変わっているので、イメチェンの一環だったのかもしれません。
調べてみると、アイブロウスリットのルーツは90年代アメリカのギャングスタやヒップホップカルチャーにさかのぼります。当時は「ギャングスタ・ラップ」などというジャンルもあった通り、ヒップホップ音楽で成功したアーティストでも暴力が身近にあったという人も少なくありません。ギャング同士が抗争を繰り広げる中、ストリートファイトで受けた拳でまぶたから眉毛あたりをカットしてしまうことも珍しくなかったでしょう。そうしたバックボーンを持つアーティストが自らの出自を忘れないためであったり、タフな環境を生き抜いてきた自己を表現する手段として、眉毛に剃刀を入れたと考えられます。
なんて小難しい話は置いといて、原英莉花はそれだけファッション感度の高いプロゴルファーということ。ただ、ヘアメイク杉田さんのコメントにもあった通り、まだ少し遠慮がちなスリットだったので、もしかすると本人的には消化不良かもしれません。来シーズンはプレーもファッションもさらに攻めた姿を見せてほしいですね!
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確かに
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