荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第686回
2020年11月03日 10時00分更新
先日、オリンパスから「M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS」(以下、100-400mmと略)なる望遠ズームレンズが出たのである。35mm判換算(つまりフルサイズセンサー機に換算すると)だと200-800mm。で、久しぶりに近づかせてくれない遠くの猫でもそっと撮ってみようと使ってみた話。
望遠ズームなので本体が大きいのだけど、その分めちゃ強力。簡単に言えばこんな感じ。たとえば、公園をぶらぶらしてたら遠くに猫を発見。どのくらい遠いかというと、その場でiPhoneで撮ったのがコレ(↓)。もう、猫はどこにいるか探せクイズレベルというか、「あれ? なんかあの辺違和感があるぞ、なんだろ」と目を凝らさないとわからないというか、視力低いとつらいレベル。
そこでE-M1 Mark IIIに100-400mmを装着。まずは100mm(35mm判換算だと200mm相当)。確かに猫。これはこれでこんな場所に猫がいたんだよってのが程よくわかるのがいい。上と崖の間のちょっとした斜面に猫が動き回るためにあるんじゃないかという程よいスペースがあったのだ。そこなら人も来なくて安心してくつろげそう。そんな遠くの隙間にいるのを見つけるなんて酔狂な人はそうはいない。
でも、どんな猫なのかもっとよく見たい、あるいは背景をあまり入れたくない、アップで撮りたいと思ったら全然足りない。そこで400mmへ。35mm判換算だと800mm、つまりフルサイズセンサー機でこのくらい寄ろうと思ったら800mmのレンズが必要、APS-Cサイズセンサーだと600mmのレンズが必要という感じ。ふさふさな長毛キジトラってのが一目瞭然というか寒い日に膝に乗せたいというか、いい感じのふさふさ猫なのだった。
続いての望遠猫は冒頭写真。猫がゴロゴロしてる姿を撮りたい、でも近づくと猫が気付いて起き上がっちゃう。道路上の猫はそういうの敏感だから。
遠くからこっそり、これは低い位置から撮った方がいいなとしゃがんで撮ったもの。白線がいいアクセントになってくれた。この後、しれっと起き上がってキョロキョロしていたのだった。
お次は塀の上猫。狭い路地を黒い塊がふわっと動いたので、レンズを100-400mmに付け替えてたらぴょんと塀に飛び乗ったのである。400mmだと飛び乗った場所の雰囲気が分からなくなるので、250mmにして古い塀や門柱のちょっと寂れた感を入れてみた。ファインダーを覗いてみると首に何か巻いてる。でも首輪っぽくはない。
気になったので、こっちを向いた隙に400mmで。耳がカットされていることから世話されている地域猫っぽいので意味はあるのだろう。エリザベスカラー(猫が傷口などを舐めないよう首に巻いて保護するもの)の一種なんだろか。
てな感じで望遠レンズは遠くからそっと撮れる、望遠になるほど前後のボケが大きくなるので猫だけにフォーカスした写真を撮れる、肉眼だと分からないディテールがわかる、という楽しさがあるので時には。 そうそう今回は天候に恵まれなくて曇天の写真ばかりになってしまったので、最後は1枚だけ晴れた日のものを。日差しが当たってるとやっぱキリッとしていい感じになる。冬が近づくにつれ猫も日向に出てくるので期待したい。
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オリンパス「OM-D E-M1 Mark III」に100-400mmのレンズをつけて猫を撮る - ASCII.jp
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