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Saturday, October 3, 2020

助っ人通算打撃成績がいずれも上位。ヤクルト、巨人で活躍した最強外国人とは(週刊ベースボールONLINE) - Yahoo!ニュース

「最強助っ人」によく挙げられるのが、阪神伝説の助っ人・ランディ・バースだ。三冠王を二度記録し、通算打率は外国人選手では歴代トップ。確かに最強といえるだろう。しかし、各通算成績を見ると、複数の項目でバース以上のトップクラスの成績を残している外国人選手がいる。それは現在DeNAの監督を務めるアレックス・ラミレスだ。今回は、ヤクルト、巨人など複数のチームで活躍したラミレスの足跡をまとめてみた。

伝説のスカウトによって日本球界入り

 MLBのインディアンスでプロキャリアをスタートさせたラミレスは、AAAのバイソンズで好結果を残したことでパイレーツに移籍。しかし、なかなか本来の力が発揮できず、さらにはコーチ陣と対立したことで出場機会を失うことと。そんな状況の中、ラミレスはヤクルトの中島国章スカウトの目に留まる。ヤクルトからのオファーに対し、ラミレス本人も「日本で稼げる」と考えたことで、両者は合意。2001年より日本でプレーすることとなった。ちなみに中島スカウトは過去にはトーマス・オマリーやロベルト・ペタジーニを見いだした慧眼の持ち主。ヤクルトは「当たり外国人」が多いが、それは中島スカウトがいたからこそだろう。  NPB1年生のラミレスは、いきなり138試合に出場して、打率.280、29本塁打、88打点と活躍。この年、チームはリーグ優勝と日本一を達成し、ラミレスも大いに貢献した。ラミレスといえばレフトが定位置だが、実は当初はライトを希望していた。しかし、当時のヤクルトのライトには稲葉篤紀がいたため、仕方なくポジションを変えたという。  1年目から好結果を残したラミレスは、翌2002年もバッティングでチームを支えた。ラミレスの打順は序盤は七番だったが、成績が上がるにつれて六番を打つ機会が増え、終盤には主に五番で起用。打線の主軸として活躍し、打率.295、24本塁打、92打点の成績でこのシーズンを終えた。

ペタジーニの跡を継いで不動の四番に

 2003年は主砲のペタジーニが巨人に移籍。ラミレスはその後釜として四番を任されることとなった。この四番抜擢に奮起したのか、ラミレスは序盤から打ちまくり、4月は打率.362、10本塁打、33打点で月間MVPに選出。その後も安定したバッティングを見せ、最終的に全140試合に四番で出場。打率.333、40本塁打、124打点を記録し、最多本塁打、最多打点、最多安打の3タイトルを獲得した。  翌2004年もヤクルトの主砲として開幕から四番で出場。シーズン中盤で負傷により離脱したが、終わってみれば打率.305、31本塁打、110打点と主砲にふさわしい結果を残した。2004年の負傷から復帰した後は五番を任されていたが、2005年は再び開幕から四番を担当。打率.282と前年より数字を落とすが、全146試合に出場して32本塁打と強打でチームを支えた。  名実ともにチームの顔となったラミレスは、この年だけでなく2006年、2007年も全試合にフル出場。長打力と高いミート力を兼ね備えたバッティングはもちろん、このタフさもラミレスの大きな魅力だった。

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