社会人3,4年目の一人暮らし。
マンネリ化した毎日に、気分は上がらない。
SNSを見ても疲れるし、余暇に何をしようか迷ってしまう…
そんな人々に"ゆるい"気分転換ネタを提供するのが「ラムネ」アプリです。
この気分転換アプリを、なぜ大阪ガスが新規事業として立案・開発を行ったのか。
共同開発を行った弊社GOCCO.のメンバー:石原の目線から、そのストーリーをお届けします。
大阪ガスの新規事業創造プログラムから生まれたアイデア
このアプリのアイデアは大阪ガスの新規事業創造プログラム「TORCH」で生まれました。
「TORCH」とは、35歳以下の若手社員チームが自ら考えた新規事業アイデアをプレゼンし、勝ち抜いたアイデアの事業化を進めていくというコンテスト形式のプログラムです。
「ラムネ」のオリジナルアイデアはすきま時間に「今の気分」に沿った「気分転換アイデア」をレコメンドし、すぐさまアクションを起こしたいと思える行動レシピをユーザーが閲覧・掲載できるというもの。
「SNSを見ていると逆に落ち込む」と悩むチームメンバーのリアルな体験を元に、"少しでも気持ちを切り替えるきっかけづくりをすることで、何気ない日常をもっといいものにしたい"という思いで立案されたそうです。
2017年のコンテストでグランプリに選ばれたこのアイデアは、loftworkさんでのプロトタイピング・ユーザーテストを経て、リリースに向け弊社に持ち込まれることになります。
ターゲットと機能のブラッシュアップを重ねる
2019年年明け、大阪ガスの富田さんと共に、ブラッシュアップの日々が始まりました。
ターゲット、サービスの世界観、機能〜リリース後の展開まで、ユーザーテストの結果を元に推敲を重ねます。
まず、ユーザーテストの結果を元にターゲットを再検討し、20代後半〜30代の独り身の働き盛り、特に女性に絞りました。
確かに女性向けで、反SNS的なゆるい雰囲気を持つサービスは少なく、"気持ちを切り替えるきっかけが欲しい"というニーズは、この層にこそあるのではないかという狙いです。
(筆者もターゲット層なのでとても分かりますが、女性向けのコンテンツってバキバキにinstagram受けしそうなものばかりで、「bokete」的な立ち位置のゆるい感覚になるサービスがほとんど無いんですよね。)
そのためアプリの色味やメインビジュアルも柔らかい雰囲気で制作。
さらに実現したい"ゆるい"世界観を考えるために、女性社員で投稿例を何百と出し合いました。
「ラムネ」というサービス名もこの頃に決定。
炭酸飲料のスッキリさと、"ラムネ瓶の中に入っている何気ないビー玉も違う視点で見ると特別なものに見える"という提供したいサービスのイメージを表現した、命名者渾身のサービス名です。(しかも覚えやすい!)
肝心の機能も大きく変更。
元のプロトタイプでは"ストレス発散"、"癒やされたい"など具体的な気分を選択させるものでした。
しかしテストを通じ"気分という曖昧な感覚は明確に言語化できないのではないか?"という考えが強くなり、やる気の"ON"、癒やしの"OFF"で感情をざっくり尋ねる「気分スイッチ」を提案。
ワンタップで気分選択できるシンプルな仕様にすることで、ユーザーが利用しやすくなるのではと考えました。
ユーザーの反応も十人十色。大切にしたのは、疲れた時でも心地よく開ける"反SNS的なゆるさ"
2020年2月に「ラムネ」はAppStoreにプレリリース。
早速実際にアプリを使用しているユーザー100名以上にアンケートとインタビューを取ることに。
結果は"もっと便利な情報が欲しい"、"ユーザー同士の交流をしたい"、"この機能は無くてもいい"、"何を投稿するのか分からない"など様々。
アプリの持つネタ重視のニッチな思想と、人との強い繋がりを重視するSNS的思想との板挟みです。
アイデア発案メンバーである富田さんも「どの意見を重視して、どのように設計に反映するかは、難しい決断でした」と語っています。
そんな中でラムネのメインターゲットとして改めて定めたのはとある社会人の女性ユーザー。仕事と家の往復でしんどい気持ちのとき、負の感情の無いラムネの世界観は癒やされたと言います。
ユーザーではなく"気分転換ネタ"を第一に見られるようにすること。
ユーザーフォロー機能もあえて入れず、共感しても、しなくてもいい"ゆるい世界観"を作ること。
そのユーザーさんの意見、そしてアイデア発案メンバーである富田さんの想いを元に、「ラムネ」はもっと徹底した"反SNS的"な世界観へと舵を切りました。
めざす世界観は"ラジオ"のようなゆるい繋がり
「ラムネ」は現在も改良を重ねながら、ダウンロード数を伸ばしています。
今の「ラムネ」が目指すのは、ユーザー同士が直接は交わらないが、親近感を感じられる"ラジオ"のようなコミュニティー。
元々の思いであった"SNS疲れからの開放"と"ネタで繋がる感覚"が、ラムネの目指したい世界観にピッタリだと感じたためです。
「ラムネ」ではユーザーが投稿する気分転換のヒントを"ゆるネタ"と呼んでいます。
そのゆるネタの投稿を促し、気分転換に結びつける「お題機能」では、ラジオで活躍中の放送作家:古川耕さんが作成したお題を出題しています。
この機能はユーザーの声を元に、更に強化し続けています。
さらに"日常を楽しくするゆるネタを届ける"という信念を届けるため、アプリ本体だけではなく公式ブログとTwitterにて、投稿されたゆるネタの紹介記事や体験談、更には相談内容に沿ったゆるネタをレコメンドする相談室まで提供。
今後も目指す世界観に向けて、試みを広げる予定です。
最後になりましたが、「ラムネ」は"おうち時間での気分転換法"が求められる昨今、是非チェックして頂きたいアプリです。
投稿されたゆるネタにクスッと笑ったり、載ってるゆるネタを実践したり、お題にどんなものが投稿できるのか考えてみたり…その人毎に合った、幅広いご活用ができると思います!
是非"ゆるネタ"を、「ラムネ」で楽しんでみてくださいね。
「ラムネ」アプリの最新情報はこちら
※2020年5月現在iOS版のみ
公式サイト:ramune.app
公式ブログ:https://note.com/ramuneapp
Twitter:https://twitter.com/ramuneapp
お問い合わせ先:https://ramune.app/contact.html
運用元:ラムネ編集部
NEXT TREND(⼤阪ガス・新規事業創造ユニット)
NEXT TREND は、“次のあたりまえを創る”という理念のもと、世の中にない新しい価値を探索し続ける、⼤阪ガスの新規事業創造ユニットです。Daigasグループ全体のイノベーションを牽引しているイノベーション本部内において、既存事業の枠を超えた新たなサービスを⽣み出すことに特化して活動しています。ユーザー起点で考えることを重視し、社内外とのコラボレーションを通じて、サービス開発を⾏っていることが特徴です。
株式会社GOCCO.
「楽しさぞくぞく開発中」をコンセプトに、モバイル〜WEB〜IoTまで横断的なサービス開発から⼦ども向けワークショップの企画・運営など、幅広く事業を展開。常にイノベーティブな「新しい楽しさ」を追求し続けています。
GOCCO. - 様々なPoCにおいて企画から実⾏まで協働するパートナー
「自社のリソースで面白いことをしたいけど、どうしたらよいか分からない」という皆さま、ぜひご相談ください。
"確かに" - Google ニュース
May 28, 2020 at 08:30AM
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大阪ガスの新規事業創造プログラムで生まれた、日常に”ゆるさ”をもたらすアプリ「ラムネ」に込める思い - PR TIMES
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