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Monday, April 1, 2024

スケスケで有名な「Nothing」社のイヤホン「Nothing Ear(2)」を買ってみた → これは期待以上?! - ロケットニュース24

みんな、スケスケは好きか? 僕は好きだ。

──かの「Nothing Phone」を知っているだろうか? あの見た目、僕みたいな変態をめっちゃくすぐってくる。前から欲しかったが、まぁ高い。

だが、ある日の秋葉で「Nothing Ear(2)」を見つけた。あの「Nothing」が完全無線イヤホンを出したなんて全然知らなかったけど、「Nothing」と聞いたらワクワクせずにはいられん。

一応頭の中には選択肢がいっぱいあって結構(てかめっちゃ)悩んだが、悩んだ末「Nothing」に決めた。だって、スケスケだぜ()

というわけでね、今回はそんなイヤホンをレビューしてくよ。

・開封の儀

モノを手に入れたら、まずは開封の儀。箱は結構小ぶりで、イヤホンの絵がデカデカと載っている。白と黒の選択肢があったが、自分の肌の色と相談して黒を選んだよ。

箱は切り口からビリビリ破いて開ける感じ、気持ちいいが箱は真っ二つになるので複雑な気持ち。


箱を開けると説明書などが入ってるいつもの小封筒がコンニチハ。QRコードが印刷されており、これを読み込めば専用アプリのダウンロードページに飛ばされる。


中には説明書と保証書。変態に説明書なんざいらぬ。あと本体が紙で丁寧に包まれてるのと、予備のイヤピースと充電ケーブルがついてる。



ケースはこんな感じ、蓋は透明なプラスチックでできていて、中には入ってるイヤホンがすぐに見える。これでいち早くなくなったことがわかるようになる。

裏にはスペックと色んなマークが。ちなみにこのケースはワイヤレス充電可能。


向かって右側面にはボタンとUSB Cがある。あんまスケスケじゃないので面白くない。



そんでイヤホンだが、これがまぁぁかっこいい。

シャフト(棒の部分)はスケスケになっていて、中に入ってるのがよく見えるようになっている。これ、これだよ



シャフトには「Nothing」特有のフォントで「Nothing Ear(2)」の刻印が。

つけてみるとこんな感じ


僕の耳が赤いのはさておき、すんごいカッコいい。デフォルトのイヤピースを使っているが、これで結構ぴったり自分の耳に合う。


ってか黒にして正解だったな。自分の肌の色に馴染んでいてあんまり主張しない。



・機能すごっ

さてさて、実際にペアリングして聴いてみたいと思うんだけど、店頭で一応試聴したのでここはネタバレされた気分でパパッとペアリングを済ませよう。

ペアリング方法はケースを開けてLEDが点滅するまでボタンを押す、そしたら設定でペアリングできるんだけど、Androidスマホだと……

と、iPhoneでAirpodsを初期設定しているみたいに、ポップアップが出てくる。これはまじで便利やぞ。

これで初期設定、登録を済ませば勝手に自分の名前がつく。んで、なんと専用のアイコンになっているではないか!

アンドロイド標準の設定アプリからデバイスの詳細を開くとなんと! 各イヤホンとケースの電池の容量が一発で見ることができるではないか、「デバイスを探す」「Nothing X を開く」など前回使っていたイヤホン(黒猫)じゃあ見られない項目が。

Nothing Phone」はAndroidなので、Androidとの連携はちゃんとしているようだ。逆にiPhoneとは普通。



さて、専用アプリを見ていこう。店頭ではアプリまで試すことはできなかったので、ここからは未知の世界。さて何があるのかなぁ?

iPhoneの方でQRコードを読み込むとAppStoreに飛ばされる。今回インストールするアプリはこれ「Nothing X」だ。ちなみにAndroidでも同じアプリ。

アプリを開くと「デバイスをセットアップ」が出てくる。これで本体を認識させれば……


んんんんんん、何このインターフェイスめっちゃミニマリストでカッコいいんだけど……


メイン画面ではイヤホンのイラストとバッテリー残量を見ることができる。「イコライザー」「コントロール」「ノイズコントロール」もある。



・イコライザー

イコライザーではプリセットから選択することもできるし

自分好みに細かく設定することもできる。


前使っていた「黒猫」はプリセットから4つしか選べなかったのでこれはまじでありがてぇ、自分好みに細かく設定できるの良いな。


・ノイズコントロール

ノイズコントロールでは「ノイズキャンセリング」「外音取り込み」と「オフ」に設定できる。

ノイズキャンセリングの強度ももちろん設定できる、自分はいつも強かアダプティブにしてる。

これがね結構最高で、試しに人の密度がすごい渋谷で使っても周りの音が聴こえない(危険)

少しなら聴こえるが、音楽を流せばほぼほぼ聴こえない。これヤバくない(嬉しい)

ちなみに外音取り込みモードもあるので、つけたまま周囲の音に注意できる。ありがたいが、僕は誰かが話すと反射的にイヤホンを外すからあんま使わんかな。



・コントロール

コントロールでは右・左別々にセンサーのコントロールを設定できるよ。これはありがてぇ!

しかもイヤホンから音量を調整ができる! これは……これは神機能!!

ちなみになんで「タップ」じゃなくて「つまむ」と書かれているのかというと、前の「黒猫」みたいにコントロールはタッチするんじゃなくて……

Airpods Proみたいにシャフトをつまんで操作する。センサーもAirpodsと同じここ。

つまんで操作するので、誤タップによる操作ミスがなくなるし、寝ながらつけても枕で反応したりしない。ちょっとやそっとじゃあ反応しないし、これはまじでありがたい。

枕とかに当たるだけで反応する敏感な黒猫にどれだけ苦しめられたのやら(嬉泣)



・自分の聴力に、自分だけの音

Nothing Ear(2)」では「サウンド・パーソナライズ」機能が搭載されている。要は自分の聴こえ方に基づいて音の出し方を変えてるっぽい。普段なら聴こえない音も、聴こえるようになるのだとか。

左右ともに聴力をテストされ、そこから自分に適した音の出し方を導き出してくれる。

テストではまず自分の生まれた年を質問され……

そんで結構長いテストが始まる。忍耐力と静かな場所が必要、マジモンのテストだ。


で終わったらこんなふうに説明が出てくる。このデータは保存され、どのデバイスに接続しても適用されるみたい。


こんなふうにユーザーと向き合ってくれるの、なんだか嬉しいなぁ、えへへ。



・他の機能

その他の機能にまずイヤーチップのフィットテスト。イヤホンがちゃんとフィットしてるかをテストしてくれる。

イヤホンを探す、これは神機能、最高、めっちゃありがたし。モノをよくなくす僕にはめっちゃ嬉しい機能。

試しにベッドの上や、布団の中にポイポイと投げて試してみたけど、結構聴こえるんだよこれが。

絶対なくしたくないけど、万が一のことがあったらすぐに使える。まじであざます!


そんでファームウェアの更新。購入時にはアップデートがあったのでパパッと適用したよ。


・肝心の音質は……

機能モリモリなのはわかった、でもみんなはやはり音質が気になるだろう。そうだなぁ〜

Earphone Ear(2)」、その音質は現場猫的に言うと「ヨシ!

あんね、まず自分は音質がどうのこうのわかる人間じゃなくて、音を「ヨシ」か「ワルシ」の頭悪そうな評価しかできないの、サウンド・パーソナライズの恩恵なんてあんまわかんないし。

でも頑張ってレビューすると、デフォルトの設定だとベースはなんだか優しめ。迫力はちゃんとあるが、迫りくるような音じゃなく、下地になってくれる。

高音は結構聴こえが良いが、時々トガりすぎるときがある。いやでも、個人的には全体的に感動する音。前の「黒猫」よりはめっちゃアップグレードである。

と、多分めっちゃわかりにくい音質のレビューだけど、音なんて設定で好きに細かく設定できるので、僕の音質のレビューはあまり必要なくないか?

とにかく、個人的にはめっちゃ良い音を出してくれてる。楽器一つ一つの音が聴こえるし、僕はこれで十分大満足。



・まとめ

Nothing Ear(2)」、見た目につられて買った初めてのフラッグシップの完全ワイヤレスイヤホン。良い、とてつもなく良い。

音よし、見た目よし、機能よし、個人的に満足する一品だ。こんなイヤホンに出会えて良かったよぉ。ちなみに価格は1万7800円、少々高いが、個人的には値段通りのクオリティーだ。

めっちゃオススメなので、気になる方は家電量販店などを覗いてみるのも良いかも! イヤホン・ヘッドホン専門店の「e☆イヤホン」だと気軽に試聴できるので行ってみるのも良いかも!

というわけで、Sampai Jumpa Lagi!


参考リンク:公式サイト「Nothing Ear(2)
イラスト・執筆:アキル
Photo:RocketNews24

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