1300年もの歴史がある、兵庫県・城崎温泉。
クラシックな街並みには、温泉旅館はもちろん、
おいしいレストランや食べ歩きスポットなどが点在しています。
そのなかでも連日行列ができるほど人気なのが、
濃厚たまごパンで有名な〈本巣ヱ 城崎総本家〉。
料亭旅館の秘伝レシピから生まれたふわとろな食感と、
たまご風味の滋味深い味わいは、
一度食べたらファンになる人も多いんだとか。
そんな〈本巣ヱ 城崎総本家〉のDNAを受け継ぐスイーツの新店が、
10月29日にオープンしました。名前は〈発酵餡菓 うかわ〉。
今度は、あんドーナツのお店です。
お店のテーマは「出来立ての感動を」。
城崎温泉駅の向かいに立地し、ライブキッチン式なので、
外から実際に料理を作っているところをまじまじと見ることができます。
ドーナツの生地にはとろろ芋と紅あずまを限界まで練り込み、
その場で揚げたドーナツはアツアツでとろっとろ。
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味は、発酵あんこが入ったシンプルな〈発酵あんド〉、
それに丹波黒大豆のきな粉をまぶした〈丹波黒豆きなこ〉、
宇治抹茶をまぶした〈京都宇治抹茶〉の3種類。
上記に加えて、発酵あんこ抜き、
発酵あんこと⽣クリームをミックスした商品もあります。
ドーナッツ通が絶賛するのは、
あんこなしの〈丹波黒豆きなこ〉の揚げたて。
日本一と称賛されることがあるのだとか。
発酵あんこは、酒造技術を生かし、
砂糖を使わずに甘みが引き出されました。
代表の中江幹夫さんは155年の歴史ある炭平旅館の
永雄酒造の再建や丹後杜氏の歴史を守る活動を行っています。
この発酵あんこは、酒造技術を活用し、
小豆と米麹を合わせ発酵させたもの。
糖尿病の母親もおいしく食べられるようにと
砂糖を使わない「発酵あんこ」を独自開発したのだそう。
砂糖を使っていないのに、
一般のあんこと同程度の糖度(Brix50度)で、
しっかりとした甘さを感じられるそう。
このあんこは、本巣ヱのプリンにも使われています。
〈丹波黒豆きなこ〉で使われている
国内産・丹波黒大豆のきな粉は、普通の大豆のきな粉に比べ
強い風味とコクがあり、あんドーナツにぴったり。
京都産の宇治抹茶をふんだんに使用した〈京都宇治抹茶〉は、
渋みがなく、濃厚なお茶の旨みと発酵あんこの甘さがよく合います。
店内は、あんこをイメージした和で心和む内装。
2階には全24席のイートインスペースもあり、
電車を待ちの少しの時間に利用することも可能です。
寒空の下で食べるアツアツのあんドーナツは、
さぞかしおいしいことでしょう。
城崎温泉の新スイーツ、要チェックです。
information
発酵餡菓 うかわ
*価格はすべて税込です。
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