観光需要を取り戻そうと、新型コロナの水際対策として行われていた、１日５万人の入国者数の上限が撤廃されました。
自由な個人旅行も認められるようになり、外国人観光客の増加が期待されます。
津和野町の観光ガイドのもとには、早速、フランスから個人旅行の予約が入り、受け入れ準備に追われています。
津和野町に住むフランス人のリコッタ・アドリエンさんは、日本人の妻とお茶の販売店を経営するかたわら、フランス人の旅行客向けの観光ガイドを受け付けています。
アドリエンさんのもとには、フランスの旅行代理店から、水際対策の大幅な緩和を受けて、津和野町への旅行を予約した２人のフランス人旅行客のガイドをしてほしいと連絡がありました。
旅行客が津和野町を巡るのは１０月２５日の予定で、アドリエンさんは、今、受け入れ準備に追われています。
旅行客に、自身が経営する店でお茶のブレンドを体験してもらおうと、茶葉の名前や特徴を書いた資料をフランス語に翻訳する作業を行いました。
また、町の観光名所を案内するため、春に、伝統の「流鏑馬神事」が行われることで有名な鷲原八幡宮を下見するなど、観光ルートを確認していました。
津和野町観光協会によりますと、コロナ禍前、外国人の宿泊客のうち６割を欧米からの客が占め、特にフランス人が多かったということです。
コロナ禍でずっと予約がなかったアドリエンさんにとって、実際に旅行客を案内するのは今回が初めてだということで、「こんなにすぐ予約が入るとは思わず、驚きました。長いこと待っていたのでとてもうれしかったです。津和野がとても好きですし、歴史や文化など見せたいものが多いので、お客さんにはしっかりと楽しんでもらいたいです」と話していました。
からの記事と詳細 ( 津和野町の観光ガイド 早くもフランスから観光客の予約｜NHK 島根県のニュース - nhk.or.jp )
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