包括的なサイバーセキュリティソリューションプロバイダーであるチェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ(Check Point Software Technologies Ltd.、NASDAQ: CHKP、以下チェック・ポイント)は、米国時間9月7日、世界的に有名な靴メーカーのClarks(クラークス)社がサイバーセキュリティ体制を全面的に見直し、チェック・ポイントのInfinity Unified Management、Harmony、Quantum、CloudGuardによる統合的なセキュリティアプローチを導入したことを発表しました。パンデミックによる在宅勤務の増加に伴い、Clarks社は企業ネットワークやリソースへのシームレスなVPNアクセスを目的としてセキュリティを迅速に拡張することが急務とされていました。Clarks社はセキュリティおよび可視化の向上、管理の簡素化とともに、複数の他社製ソリューションを不要とすることでコスト削減も同時に実現しました。
複数のセキュリティソリューションで管理が困難に
Clarks < https://www.clarks.co.uk/ > 社は世界75カ国に1,400の店舗を持つ、世界的な靴製造・販売企業です。製造業、流通業、小売業にわたるITネットワークが複雑化しサイバー犯罪が増加し続ける中、Clarks社は次世代の高度なサイバー攻撃から自社ネットワークを保護するため積極的なアプローチをとりました。以前の同社では、複数のソリューションにまたがる管理の複雑さのために、セキュリティポリシーの維持管理が困難を増していました。
強固なセキュリティ、マネジメントの簡素化と可視化向上を実現
Clarks社内の新ITチームの稼働と同時に、同社はチェック・ポイントのInfinityアーキテクチャによるエンドツーエンドの統合化戦略を採用し、一層強固なセキュリティ機能、マネジメントの簡素化、そしてセキュリティアーキテクチャ全体の可視化向上を実現しました。
Clarksのネットワークサービスマネージャー、ダン・フレッチャー(Dan Fletcher)氏は次のように述べています。
「チェック・ポイント・ソフトウェアとは以前からすばらしい関係を築いており、今回の決断も容易でした。チェック・ポイントのQuantum セキュリティゲートウェイは当社のセキュリティ運用の統合と簡素化を可能にするコア製品であり、現在では防御の全体的なレベルが向上し、セキュリティポリシーやルールの管理に要する作業を50%以上削減できています」
また、Clarks社のインフラストラクチャサービス担当スペシャリスト、ポール・デイヴィー(Paul Davey)氏は、次のように解説しています。
「URLフィルタリングは特に役立ちます。セキュリティに影響を与える可能性のあるウェブアクセスを検出し防止し、また、SSLインスペクション技術がSSL/TLS暗号化トラフィックのスキャンを可能にし、安全性を確保します。その結果、当社が世界中で使用していた7つのインターネットプロキシを廃止できました」
チェック・ポイントのセキュリティエンジニアリングでありイギリス・アイルランド地域担当ディレクター、イアン・ポーティアス(Ian Porteous)は次のように述べています。
「当社のソリューションがClarks社がセキュリティ強化のために選択され、マネジメントの簡素化と脅威の可視化や防御力向上の実現にとどまらずコスト効率改善まで実現したのはすばらしいことです。Clarks社のインフラは、今や既知および未知のサイバー攻撃や脅威に対して最先端の保護機能を備えています。脅威の特定と修復に要する時間を短縮する自動化されたセキュリティ機能によって、ITチームはより迅速かつ効果的な意思決定が可能になりました」
チェック・ポイントのソリューションが提供する統合的かつ完全な防御
チェック・ポイントはClarks社のセキュリティインフラを統合し、組織全体に自動化された防御を提供しました。これによりClarks社は、極めて高度な最新のルチベクトル型の第5世代(Gen V)攻撃を含むあらゆる種類のサイバー攻撃に対する完全な防御を獲得しました。
Clarks社が導入したチェック・ポイントのソリューションには、以下の製品を含みます。
- Check Point Quantum Security Gateway < https://www.checkpoint.com/jp/quantum/ > の7セットのクラスターにより、同社のグローバル拠点に対する保護と、第5世代のセイバー攻撃に対する拡張性の極めて高い防御を実現しています。この高度な脅威防御技術は、ファイアウォール、IPS、アンチボット、アンチウイルス、アプリケーションコントロール、URLフィルタリングを含みます。またパンデミックの発生に伴い、QuantumのリモートアクセスVPNは1日あたり600人のリモートユーザーによる迅速かつ安全な接続に拡張されています(以前のシステムでの接続人数は合計200人)。
- Check Point CloudGuard Network Security < https://www.checkpoint.com/jp/cloudguard/ > は、クラウドベースのソリューションのセキュリティを数分という極めて短時間で確保します。チェック・ポイントの業界をリードする高度な脅威対策と一元管理により、Clarks社は自社の施設全体にわたる包括的かつ一貫したセキュリティの実現が容易に可能になりました。チェック・ポイントのチームはCloudGuard Network Securityを利用してMicrosoft Azure上に仮想ハブを設定し、データセンターとクラウド間で安全な接続を実現しました。
- Check Point Infinity Unified Management < https://www.checkpoint.com/jp/infinity-vision/ > はClarks社のネットワーク環境全体を統合的に可視化し、簡単かつ柔軟なポリシー管理、企業全体にわたるセキュリティの構成と展開および統合を可能にしています。さらに、複数のセキュリティ管理者が同時にポリシー修正を行うことが可能なため、高効率で機敏なポリシー管理を実現します。
- Check Point Harmony Endpoint < https://www.checkpoint.com/jp/harmony/ > は、完全なエンドポイント保護と自動化されたEDR(Endpoint Detection and Response)を実現します。Harmony EndpointはエンドポイントにおけるURLフィルタリングを処理することにより、ユーザーにおけるレスポンスや操作性を大幅に向上させます。同時にチェック・ポイントのZero-PhishingテクノロジーはAIベースの技術を用いてフィッシングをリアルタイムで識別、ブロックします。
- Check Point Quantum SmartEvent < https://www.checkpoint.com/jp/quantum/event-management/ > は、セキュリティリスクを一元的に把握し脅威を完全に可視化するためのイベント管理を行います。リアルタイムのフォレンジック、イベント調査、コンプライアンスの適用、レポート機能を含みます。
- Check Point Quantum Compliance < https://www.checkpoint.com/jp/quantum/security-compliance/ > は、企業のネットワークセキュリティがベストプラクティスや規則に準拠するよう継続的に監視します。
本プレスリリースは、米国時間2022年9月7日に発表されたプレスリリース https://www.checkpoint.com/press-releases/clarks-consolidates-end-to-end-cybersecurity-estate-with-check-point-software-technologies/ > (英語)をもとに作成しています。
チェック・ポイントについて
チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ(https://www.checkpoint.com/)は、世界各国の政府機関や企業など、あらゆる組織に対応するサイバーセキュリティソリューションを提供するリーディングカンパニーです。チェック・ポイントのソリューションは、第5世代のサイバー攻撃からお客様を守り、マルウェア、ランサムウェアを含む多様な攻撃に対して業界トップクラスの捕捉率を誇っています。第5世代の脅威に対応するマルチレベルの統合セキュリティアーキテクチャInfinityにより、企業のクラウド、ネットワーク、モバイルデバイスが保有する情報を保護します。チェック・ポイントは、最も包括的かつ直感的なワンポイントコントロールのセキュリティ管理システムを提供し、10万を超えるあらゆる規模の企業および組織のセキュリティを維持しています。チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズの全額出資日本法人、チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ株式会社(https://www.checkpoint.com/jp/)は、1997年10月1日設立、東京都港区に拠点を置いています。
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