ウォール街で弱気派として特に有名な米モルガン・スタンレーのマイケル・ウィルソン氏は、株価が短期的に上昇するとの見方をあらためて示した。同氏が先週示したこの強気には当初、顧客から「疑問の声」が上がっていた。
ウィルソン氏は24日付のリポートで、市場がインフレ減速および一時織り込んだよりも低い金利の想定に移行しているとして、株価がじり高に向かうと予想した。
同氏によると、債券利回りの低下が次の戦術的な株価上昇を後押しする。「2023年の利益見通しで全面降伏となるが、それまでにまだもう数カ月あると考える」との見方を示した。
S&P500種株価指数が200週移動平均である3605、つまり21日終値よりも約4%低い水準を割り込んだ場合、その後最大で15%値を戻すと予測する。
同指数は21日に前日比2.4%高の3752.75で引けた。テクニカル上の支持があったほか、一部の企業決算が予想を上回ったことを手掛かりに、週間ベースで6月以来の大幅高を記録した。インフレ加速やタカ派的な金融政策を引用する何度も唱えられている弱気論にトレーダーはうんざりしており、株式に対して 強気に転じる意欲は高まりつつある。
ウィルソン氏は「今後6-12カ月間でリセッション(景気後退)は不可避との見方もあるだろうが、当行はそれが完全に明らかになるまで、市場はそう織り込まないと考えている」と論じた。
原題: Morgan Stanley’s Wilson Sticks to Bullish Call Amid Client Doubt
(抜粋)
からの記事と詳細 ( モルガンSのウィルソン氏、短期的な株式強気を堅持-顧客から疑問も - ブルームバーグ )
https://ift.tt/Zgc8Czm
No comments:
Post a Comment