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Sunday, September 18, 2022

高橋よしひろ先生に捧ぐ!? 「犬」曲特集! 中村一義「犬と猫」の衝撃を現代の若者にも - 文化放送

9月18日の「鷲崎健のヒマからぼたもち」(文化放送)、『タケスクリプション 日曜名曲集』の選曲テーマは……「犬」

松井佐祐里「シンプル(笑)。なんでですか?」

鷲崎健「(放送日・9月18日が)『銀牙 -流れ星 銀-』『白い戦士ヤマト』など犬漫画でおなじみ、高橋よしひろ先生の誕生日なんです! きょう間違えて、猫のTシャツを着てきましたけど(笑)」

松井「猫がガム膨らましています(笑)」

鷲崎「いろんな犬曲がございますが。俺、1曲目これにしてた? あ、そう(笑)。ではさっそくお届けしたいと思います」

♪「犬のおまわりさん〜ボヘミアン・ラプソディ」/グッチ裕三 with グッチーズ

鷲崎「最高ですね。松井さんご存じ?」

松井「はい。大好きです(笑)」

鷲崎「1995年から2005年まで放送された伝説的な大人気番組『ハッチポッチステーション』。ジャーニーさん、ダイヤさん。トランクが犬でしたっけ。ほかにもエチケットじいさんとか。パペットばかり出てくるんですが、唯一の生身の人間としてグッチさんが登場して、いろんな曲を歌うんです。

この『犬のおまわりさん〜ボヘミアン・ラプソディ』というのが伝説的で、みんな知っている。ほかにもアースウィンド・アンドーナッツとかマイケル・ハクション……」

松井「あった(笑)」

鷲崎「ミック・ジャガイモとか(笑)。僕の子供時代にやっていた番組じゃないから、そのころ観たかったなと。僕は大学生で、松井さんはまさに世代だったということですね。2曲目はちょっと珍しく、こんな曲です」

♪「Hound Dog」/アルバート・キング

鷲崎「日曜の昼間から、AMの長尺でアルバート・キングのソロを聴くことになるだろうとは思わなかったでしょう(笑)。ブルース界の3大キングと呼ばれているB.B.キング、フレディ・キング、アルバート・キングの中のひとりです。ドナルド・ダック・ダンというベーシスト、映画『ブルース・ブラザーズ』を観ていればわかると思いますけど、パイプをくわえている、赤毛のモジャモジャの人。

そのベーシストと手を組んでというか、何度もレコーディングはしていたんですけど。ドナルド・ダック・ダンのプロデュースという形で出た、アルバート・キングの全曲プレスリーのカバーアルバムというのがあって。プレスリーのヒット曲として『Hound Dog』は有名ですが、この曲自体がビッグ・ママ・ソーントンという女子ブルース・マン……は変ですね、ブルース・ウーマンのヒット曲。

ジャニス・ジョプリンを知っている人ならご存じ、『Ball and Chain』という曲のもとの人です。そのヒット作の替え歌という形でプレスリーが。女性が歌う曲だったものを男性の歌にしてヒットした、というのが、もともとの『Hound Dog』でした。続いては明確に犬ではないんですけど、イヌ科のオオカミが出てくる歌です」

♪「何処かでオオカミが哭いている」/誰がカバやねんロックンロール・ショー

鷲崎「関西の人、僕の世代から、もう少し上の人は知っているかな? という感じです、『誰カバ』。1979年に行われた『8.8 RACK DAY』という、関西の有名なコンテストで優勝しまして。80年前後に爆発的な人気を得ました。79年の10月から冠のテレビ番組、『誰がカバやねんロックンロールショー』を始めたんです。コンテストが6月で、3、4ヶ月で冠番組ができるという異常な人気で」

松井「え~っ!?」

鷲崎「1年で終わっちゃうんですけど、漫才ブームの直前で。司会が明石家さんまさんで、審査員に紳助・竜介さんとかもいた、という番組だったんですね。ロック版のクレイジー・キャッツというコンセプトでコミックな曲とパフォーマンス、そしてソウルフルな演出などをもって、RCサクセションの清志郎さんにも影響を与えたといわれています。続いての曲はグッとかわいくいきましょう!」

Hey! 犬」/森高千里

鷲崎「大興奮じゃないですか、犬の声に(笑)」

松井「かわいい(笑)」

鷲崎「1998年5月に発売された、森高さんの『今年の夏はモア・ベター』という、ローソンのCMで共演していた細野晴臣さんプロデュースによる企画アルバムがありまして。細野さんのカバー曲なんかも入っていますね。当時までアンビエント系に傾倒していた細野さんがポップに戻るきっかけになったといわれています。森高さんがドラムをたたいた2テイクを除いて、演奏、およびプログラミングは細野さん……と、コシミハルさんが絡んでいるのかな?

森高さんのいわゆる……ん~、脱力感と。なんていうんでしょう、あのころのアンビエントを通り過ぎてきた細野さんによるプログラミングの緊張感、かな? 抜けているようで緊張感がとてもある。そういう音の融合といいますか、不思議なバランスで共存しているアルバムでございます。最後はメジャーといえばメジャー。知っている方はみんな知っている、有名な曲をお届けしましょう」

♪「犬と猫」/中村一義

鷲崎「1997年リリースですね。森高さん(のアルバム)とあまり変わらないんだ。甲本ヒロトさんが、『俺たちはサザンオールスターズの次の世代だから歌詞をハッキリと歌うんだ』と言った、というインタビューを見て、じゃあ僕はブルーハーツの次の世代だから、ハッキリとしているんだけどよくわからないように歌う、という宣言をしてつくられた……。

中村一義さんが二十歳ぐらいのときだったのかな? ほとんど宅録でつくって。これが世に出てきたときは本当に衝撃だったんですね。こんなの誰も聴いたことがないし、誰も歌ったことがない歌い方で。ポップであり、メッセージとメロディがロック……混ざり合う感じがあって。

このコーナー、割と迷うんですよ。どれぐらいメジャーなものか、ニッチなものかって。僕の判断では中村一義『犬と猫』はメジャーなんですが、こういう曲をラジオから聴いて『何これ!?』って感じる若者が、いまもいたらいいな、と思ってきょうはかけてみました」

 

「鷲崎健のヒマからぼたもち」は日曜午後2~4時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

※タイムフリーは1週間限定コンテンツです。
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