
企業が社員を対象に行う「社内検定」。社員のスキルを標準化できたり、知識が向上したりとさまざまなメリットがあり、厚生労働省でも「社内検定認定制度」を設けて実施を推奨している。「ポッカレモン」や「キレートレモン」で有名なポッカサッポロフード&ビバレッジでは、ユニークな社内検定を実施しているという。(清談社 真島加代) 【「レモン検定」の問題例や、「レモンバイブル」の中身の画像はこちら】 ● 社員のレモンの知識を 深める「レモン検定」 社員だけが受けることができる社内検定。あまたある検定のなかでも、一風変わった社内検定を実施しているのが、食品飲料メーカーのポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社(以下、ポッカサッポロ https://www.pokkasapporo-fb.jp/)だ。 「レモンに関する知識を深める『レモン検定』を年に1回実施しています。社員一人ひとりが当社の基幹事業であり、強みでもあるレモン事業への理解を深めるのが目的です」 そう話すのは、ポッカサッポロのレモン・プランツミルク事業本部事業企画部オールレモングループの高橋佳那氏。「レモン検定」は、その名の通りレモンの基礎知識や、同社の主力商品に関する知見を深める検定だという。
● 有資格者は約1000人 合格率は7~8割 「社員からは『問題が難しい』という声も聞きますね。検定問題数は50問強で、100点満点中70点以上の人は初級合格者の『レモンマイスター』、95点以上で『レモンマイスター上級』に認定され、名刺に肩書を記載します。レモンマイスター上級は永年資格ですが、初級合格者は3年に1回資格更新が必要で、合格点に達しなかった場合は名刺から肩書が削除されてしまうんです」 「レモン検定」というかわいらしい名前とは裏腹に、なかなかシビアな検定のようだ。現在の有資格者は約1000人。合格率は70~80%だが、レモンマイスター上級を持つ社員は、合格者の中でも1割ほど。なかには、100点を取るツワモノもいるようだ。 「試験勉強は、過去問や社員に配布しているテキスト『レモンバイブル』で行っている人が多いです。テキストにはレモンにまつわる総合的な情報や当社製品『ポッカレモン100』の基礎知識など、さまざまな事柄が記載されています」 そして、やはり気になるのが「レモン検定」の内容だ。いったいどのような問題が出題されるのだろうか。 「ほとんどが選択問題なのですが『レモン』を漢字で書くなどの記述問題もあります。また、法律関係の知識や輸入量など更新される問題があるので、受検生は気が抜けないですね。過去問を復習するのが高得点を取るコツかもしれません」 終業後にファミレスで勉強会を開く事業所もあり、社員たちも真剣にレモンの勉強に励んでいるという。
からの記事と詳細 ( ポッカサッポロの基幹事業を支える「レモン検定」のすごさとは(ダイヤモンド・オンライン) - Yahoo!ニュース )
https://ift.tt/39cy4mh
No comments:
Post a Comment