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Friday, November 27, 2020

「天井」にガジェットを設置。取り付けられる条件は? - PHILE WEB - PHILE WEB

新しいデジタルガジェットを導入しようとリビングを見渡したところ、適当な場所がなくて諦めた、という経験はありませんか? 場所がないわけではないけれど家族に反対されるから、テーブルの上にはできるだけモノを置きたくないから、いまあるモノの買い替え以外は難しいかな、という声を耳にすることがあります。

確かに、映像機器やオーディオ機器はとかく場所をとるもの。日本の住宅事情では難しい部分があることは確かです。しかし、目線を変えると...天井がその解決策になるかもしれません。


天井に設置できるプロジェクター「popIn Aladdin」

多くの家庭の天井にある「引掛シーリング」は、主に照明器具を設置する目的で使用されますが、デジタルガジェットにも応用が可能です。天井の丸形/角形の器具(ローゼット)は「JIS C 8310」として規格化されており、最大6Aの電流を通すことができます。一般家庭用の電圧は100Vですから、600Wもの電力を天井から入力できるのです。

しかも引掛シーリングさえ設置済であれば、電気工事士の資格がなくても器具の付け外しが可能です。重量が5kgを上回る場合は補強工事の必要が出てきますが、5kg以下であれば問題なし。無線LAN対応のデジタルガジェットであれば、天井を設置スペースにするという道が開けてきます。

実際、LED照明を兼ねたワイヤレススピーカーが各メーカーから発売されていますし、最近では「popIn Aladdin」など天井取り付け型のプロジェクターも登場しています。海外のクラウドファンディングでは、PLC(高速電力線通信)を利用したWi-Fiルーターが話題を集めたこともあります。まだまだ手つかずの設置エリアといえる「天井」、今後も引掛シーリングをうまく活用したデジタルガジェットが出てきそうです。

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