新型コロナウイルスの影響で航空業界が深刻な打撃を受ける中、LCC=格安航空会社のジェットスター・ジャパンは、国内の6路線について事実上、撤退する方針を決めました。
関係者によりますと、日本航空が株式の50%を持つLCCのジェットスター・ジャパンは、新型コロナウイルスの影響で今のところ収益の見通しがたたない国内の6路線について、今月末から来年3月までの冬ダイヤの期間中、すべての便を運休し、事実上、撤退する方針を決めました。
具体的には、関西空港と福岡、熊本、高知を結ぶ路線、中部空港と新千歳、鹿児島を結ぶ路線、それに成田空港と庄内空港を結ぶ路線です。
これに伴って会社では、関西空港にあるパイロットや客室乗務員の拠点となる事務所を閉鎖するとともに、人件費を削減するため、あわせておよそ600人いるパイロットと客室乗務員に対し、希望退職や無給の長期休暇とすることを提示しています。
航空業界は、新型コロナウイルスの影響で厳しい経営状況が続いていて、中部空港を拠点とするLCCの「エアアジア・ジャパン」は日本から撤退することを発表しています。
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