「是非とも検査を受けてください」
7月、フロリダ州タンパのニュースリポーターは、番組放送後にこのようなメールを受け取ったという。 【写真ギャラリー】個性あふれるマスクをした人々(USA編) 「こんにちは。たった今あなたが出演していたニュースを観たのですが、首のしこりが気になったのでメールをしました。以前、私の首にあったものと似ていたので。検査をしたところガンでした。是非とも甲状腺の検査を受けてください。お大事に」 米ニュース番組「WFLA-TV」のリポーター、ビクトリア・プライスは突然のことに驚きつつもこのアドバイスに耳を傾けた。1週間後に検査を受けたところ、「甲状腺ガンが見つかった」そして「リンパ節に広がっていた」と述べている。 本人が「このメールを受け取らなければ、検査を受けることはなかっただろう」とツイートしたように、視聴者が指摘した「しこり」は微かなもので、誰がみても明らかというわけではない。 同番組の別のリポーターから「体調に異変はなかったのか?」と聞かれ、彼女は「確かに、疲れやすかった」と振り返りつつ、パンデミックで環境が色々と変わったせいだと思っていたと明かす。 米誌「フォーブス」によると、フロリダでアウトブレイクがあってからは「毎日フルで働いていました」。「今世紀最重要とも言える健康問題をリポートをし続けていた中で、自分の健康への気配りがおろそかになっていました」とコメントしているとのこと。
良くも悪くも「気になったら、声をあげましょう」の時代
7月27日に無事に手術を終えたプライスは、数日間の入院を経た後、回復し次第、番組に復帰するとのこと。いまのところは、抗がん剤も放射線治療も必要ないようだ。 プライスは28歳。彼女は「甲状腺の病気は20代でも起こりやすい」「珍しい病気ではなく、手術によって比較的治りやすいもの」だと話している。アメリカがん協会によると、甲状腺がんと新たに診断される人数は年間あたり5万2000人以上で、腫瘍がガンになる可能性は、女性の方が男性よりも約3倍高いとのこと。 今回のような、熱心な視聴者が番組を通してニュースキャスターの健康上の問題を発見する出来事は「過去にもあった」と、米紙「ニューヨーク・タイムズ」は報じている。米 ニュース番組「インサイド・エディション」のアンカー、デボラ・ノーヴィルもまた、視聴者から「首のしこり」を指摘され、昨年、癌性甲状腺結節を首から除去する手術を受けた。 ノーヴィルが番組内で語ったところによると、視聴者から指摘を受けたのは数年前の話で、当時検査を受けた時は、(良性の)甲状腺結節だと医師に言われたが、昨年再び検査を受けたところ「癌性」だと診断され手術を受けたそうだ。 他にもこのように語っている。 「テレビ番組に出演する私たちは、視聴者からさまざまなコメントをもらう。服や髪型、化粧までほとんどすべにおいて」 「(気になる)『何かを見かけたら、声をあげましょう(see something, say something)』という文化の中に生きていて、本当によかったと思います」 プライスもまた、メールでしこりを指摘した視聴者に対し「見て見ぬふりもできたはず。にもかかわらず私にメールをくれた」「この恩は一生忘れない」と感謝の気持ちを述べている。 彼女の同僚アンカーは、彼女の回復を願い、この視聴者の行為を讃えつつ、自分たちが日々、悪質な視聴者から膨大な誹謗中傷メールを受けていることもツイッター上で明かしている。これに対し、プライスは皮肉を交えながら明るくこうコメントしている。 しこりを指摘してくれた視聴者のメールは「これまで受けてきた悪質な投稿の“すべて”を穴埋めをしてくれた!」と。
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August 03, 2020 at 05:00AM
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「あなたの首のしこりが気になる」視聴者の指摘に救われた、米テレビリポーター(クーリエ・ジャポン) - Yahoo!ニュース
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