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Saturday, July 13, 2024

マキロイの有名な2番アイアンのショットが記念碑に - ゴルフダイジェスト・オンライン

パインハーストでの傷心を経て、ロリー・マキロイ(北アイルランド)がタイトル防衛に臨む今週の「ジェネシス スコットランドオープン」でPGAツアー復帰を果たす。彼は昨年大会で、自身のキャリアでも有数の記憶に残る上がり数ホールのプレーで勝利を手にした。

念のため振り返っておくと、マキロイは連続バーディで大会を締めくくり、地元スコットランド出身のロバート・マッキンタイアからタイトルをかっさらったのである。マキロイが最後に放ったショットは、ピンそば11フィート(約3.3メートル)につく完璧な2番アイアンによるスティンガー(低弾道)ショットであり、このパットを沈めて1打差の勝利を果たした。

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実際のところ、このショットがあまりにも秀逸だったため、スコットランドにあるザ・ルネサンスクラブは、記念碑によりこの功績をたたえた。そして、マキロイは水曜の記者会見で、満足気に自身のキャリア最高のショットの一つを振り返った。彼はまだ記念碑を見ていないが、オンラインに投稿された写真は目にしている。

「2番アイアンであのようなショットが打て、必要だったパットを決められたのから、最高だったね。ボブ(ロバートの愛称)が犠牲になったので、悪いことをしたなというような思いもあったけれど、同時に一度も勝ったことのなかった大会で優勝できて、信じられないほどうれしくもあったんだ。良い思い出だし、戻って来られてうれしいね」

振り返ると、あの有名なショットは、起こらなかった可能性すらあったのである。少なくとも2番アイアンでは。

マキロイは通常、2番アイアンではなく5番ウッドをバッグに入れている。しかし、昨年のスコットランド行きに備え、ガレージにあるバックアップ用のクラブをあさっていると、ロフト角17度のテーラーメイドP760の2番アイアンを発見した。この低弾道アイアンはスコットランドの風に有効な弾道の低くスピン量の少ないショットを打つオプションを得ることができるため、高弾道の5番ウッドと取って代わったのである。

知っての通り、この決断は完璧なまでに奏功した。

ミドルアイアンからショートアイアンにかけて、マッスルバックの“ロールズプロト”ブレードアイアンを使用するマキロイは、以前、テーラーメイドP760モデルのアイアンヘッドについて、ロングアイアンとして使用する上で気に入っている点について話をしていた。

「(テーラーメイドP760は)少しブレード長が短いんだ。770であれ790であれ、新しいモデルはブレード長が長いことが往々にしてあるけれど、僕はトウが自分側へ閉じている感じの方が好きなんだ。前にも760でプレーしたことはあったし、とても良い感じだったので、特に重量配分をいじったり、別のシャフトを試してみたりする必要はなかったんだ。簡単な移行だったよ」

2024年のほぼ全体を通して、マキロイはQi10の5番ウッド、そして使い慣れたロールズプロトのブレードアイアン(5~9番)に加え、テーラーメイド“プロト”の4番アイアンを併用している。

ただし、水曜の時点で、マキロイのバッグにはあのP760の2番アイアンが収まっている。もちろん、そこにはそれなりの理由がある。このクラブは、彼によるキャリア最高のショットの一つを生み出す手助けをしたのである。それはスコットランド再訪の切符に十分値すると言えよう。
(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)

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