佐渡島でしか味わえない体験!
新潟県佐渡島といえば、豊かな海に囲まれた多くの観光客から愛される島です。特に、島の西側に位置する相川地区は、江戸時代から昭和初期にかけて金銀の生産地として栄えた場所であり、当時の歴史を物語る資源がいまだ多く残されています。
2024年7月18日、そんな相川地区に初となる古民家分散型宿泊施設「NIPPONIA 佐渡相川 金山町」が開業します。
NIPPONIA 佐渡相川 金山町は、相川地区にある4棟の空き家古民家を再生した全7室を備える分散型宿泊施設。
フロント棟である清水家は、もともとは佐渡の伝統工芸品の無名異焼の工房兼店舗。
地区の中でも特に開けた場所にあることから、地域住民の交流場所としても機能しています。
他の3棟はフロント棟から車で5分ほどの場所にあり、それぞれに佐渡の土地を感じさせる設えが施されています。決して近い距離ではないが、地区の散歩がてら歩いて移動するのも良いでしょう。
それぞれの客室について詳しく紹介します。
「内蔵-UCHIGURA-」は、NIPPONIA 佐渡相川 金山町でもっとも広い、90平米ほどの面積を誇る客室。風が強い相川特有の、蔵を建物で覆う“内蔵づくり”になっているのが特徴です。
「窯-KAMA-」は、無名異焼きの窯元の工房として機能していた部屋を再生した客室。電気釜を活かしたカウンターテーブルを配置しており、当時の陶芸の作業場の姿を身近に感じることができます。
「海舟の小部屋-KAISHU NO KOBEYA-」は、相川の古民家に見られる船底天井の客室。歴史探訪のあと、その余韻に浸りたい人におすすめ。
「格子街道-KOSHI KAIDO-」はその名の通り、沿道に面した格子窓が印象的。渡り廊下を備えた、純日本風な客室です。
「鐘楼庵-SHORO AN-」は船底天井の室内に加え、時鐘楼や京町通りを遠景に望める客室。1階にはかつて青果を貯蔵していた室(むろ)があり、当時の暮らしを垣間見ることができます。
山手で静かに過ごしたいなら「山師 新五郎-YAMASI SHINGORO-」がおすすめ。1棟貸しの客室となっており、ウッドデッキからは美しい海や星空を楽しめます。
「左門-SAMON-」は、和室とキッチンを備えた1棟貸しの客室。昭和初期のような温かみを備えているのが魅力です。
この夏は佐渡の歴史を感じながら、家族や友人とのんびり過ごしてみてはいかがでしょうか。
●施設概要
「NIPPONIA 佐渡相川 金山町」
・住所:〒952-1558 新潟県佐渡市相川二町目23番地(フロント棟)
・客室数:4棟7室(内2棟は1棟貸し)
・収容人数:3名/室×2室 4名/室×4室 6名/室×1室
・宿泊料金:1万7000円〜8万6000円/1泊・1名あたり
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