1年の始まりはどこか縁起の良いところに行きたいもの。景色が良くて、有名な観光地だけれど意外とあまり沢山の人が行っていないところ、年始の思い出として心に深く残るような場所……。今回のおすすめ観光情報はこうした望みを一気に適えてくれるバリ島東部を紹介します。
インドネシアきっての観光地バリ島。高級ホテルが立ち並ぶヌサ・ドゥアやジンバラン、レストランやお土産店にも事欠かないクタやレギャン、緑に囲まれた癒しを求めるウブドエリアなどは初めてバリ旅行をする方にもリピーターにも安心のエリアです。一方、バリ島東部はよりディープな本質的な観光をしてみたい方におすすめです。
最初に足を運びたいのはランプヤン寺院。バリ・ヒンドゥー教の総本山であるブサキ寺院に匹敵するというバリ島でもっとも古い寺院のひとつです。バリ島の空の玄関口ングラライ国際空港から約85㌔、標高1000㍍を超えるセラヤ山の中腹にそびえるように立つ事から「天空の寺院」とも呼ばれています。インスタ映えする独特の写真が撮れることから国内外で話題となり、写真撮影は2、3時間待ちという人気ぶり。なので、ここでの写真撮影をするなら行程にはたっぷりと時間を取るのが良いでしょう。そんなに長い間待つの? 飽きない? と少々心配になりますが大丈夫。天気が良い日には、ジャカルタではしばらくご無沙汰の青空に接近できた高揚感と開放感で、ただぼ~っとしているだけでも癒しの時間。あわよくば横入りをしようと試みる観光客を「順番なので待ってくださいね」とスパスパとシャットアウトする撮影係のプロフェッショナルで痛快な対応と、次から次へとシステマティックに呼ばれる旅行者がどんなポーズを取るかを微笑ましく眺めていればいつの間にか自分の番号が呼ばれます。
さて、いざ自分の番になると係員のリズミカルな指示でいくつかのポーズを取り撮影タイムはあっという間に終了。唯一無二の写真を目にした時にはなんとも言えない達成感に包まれます。ところで肝心のその写真、この紙面に掲載している写真は確かに割れ門で景色は良いですが、そこまで長蛇の列で待つほどのこと? と思った方、実はこの写真は横から撮影したものなので長蛇の列の賜物写真とは別物です。一体どんな風に撮れるのか、気になる方はぜひ実際に並んでご自身の美しい写真撮影に挑んでみてください。
次のおすすめはトゥガナン村です。バリ島にはジャワ島などから移住してきた人たちの子孫とバリ島先住民の子孫とが居て一般的にはいずれもバリ人と呼ばれています。トゥガナン村はバリ島の先住民バリ・アガの村で、伝統を受け継ぎながら600人の村人が暮らしているのだそうです。丁寧な手織りで作られるイカットやバリ島土産として人気の高いアタ製のかごの産地としても有名です。有名観光地の景観が変わりゆく中、あらためてバリ島本来の文化を感じることができる場所です。
ここまで来たら、ティルタ・ガンガにも立ち寄りましょう。 ティルタ・ガンガとは「聖なるガンジスの水」という意味で、1948年に当時のアングラ・クトゥット王の離宮として建造されたのだそうです。潤い溢れる冷涼な空気感と周囲の緑はいかにも週末を過ごす水の庭園。水や風の音に耳を休めながらひと時の間ゆっくりと過ごしてみてはいかがでしょうか。 (日本旅行インドネシア 水柿その子 写真も)
◇PT. JABATO INTERNATIONAL
電話 021・520・2091
メール sonoko_mizugaki@jabatojkt.com
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