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Saturday, December 16, 2023

渋滞で有名な産業道路入口の丁字路交差点…路面表示をちょっと変えたら流れがスムーズに 鹿児島市 | 鹿児島のニュース - 南日本新聞

右折し外側の第1、2車線を走る車=鹿児島市東郡元町の産業道路入口交差点(下畠朋香撮影)

右折し外側の第1、2車線を走る車=鹿児島市東郡元町の産業道路入口交差点(下畠朋香撮影)

 「産業道路と国道225号が交わる丁字路交差点の路面標示が変わった。慣れない車が多く事故が起きそう」-。南日本新聞「こちら373」にそんな指摘が寄せられた。確かに標示が敷き直され、右折後に入るレーンが変わっていた。取材を進めると、事故防止や渋滞緩和につながる納得の理由があった。

 鹿児島市東郡元町の産業道路入口交差点に向かった。産業道路から鴨池方面に右折する2車線が該当箇所。右折し国道に合流すると3車線になっている。右折後は外側の第1、2車線に入るように破線が引かれ、車は順調に流れていた。

 何度も通ったことのある道だが、どこが変わったのかピンとこない。管理する九州地方整備局鹿児島国道事務所に尋ねた。

 重草通・交通対策課長によると、これまでは右折後、車が内側の第2、3車線に入る形で線が引かれていた。6月に現在の形に変更した。

 変更の理由は、合流後にある交差点の存在だ。約200メートル先の郡元町交差点は、県庁方面の右折レーンに並ぶ車が多い。これまでは第3車線へ右折後、先の信号の右折待ちで滞留する車の列を避けるため、無理な車線変更をする車が多かった。

 実際、産業道路入口交差点では2016~19年度の4年間で10件の接触事故が起きている。変更後は走行車線の偏りが解消し、朝夕など混雑時間帯の渋滞も軽減したという。

 県警交通規制課は「右折後どのレーンに入っても道交法上問題はない。だが、破線に従って運転することで接触は防げる。周囲の状況に気を配りながら譲り合いの心を持ってほしい」としている。

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