熊本県は、県内で肥育された馬肉と証明するため、DNA検査の実施や認証システムを導入する業界団体の支援に乗り出す。流通を透明化して輸入肉と区別することで、付加価値を高めるのが狙い。今年度一般会計補正予算案に関連費2400万円を計上した。
県によると、馬刺しで有名な熊本名物の馬肉は、主にカナダなどの海外産が占める。県内では馬を輸入して半年~1年肥育してから出荷する。サシを入れ、鮮度を保つためだが、市場では、消費される馬肉の7割が食肉に加工された状態の輸入品となっている。
どちらの肉も食品表示法の規定では「海外産」となる。肥育期間が海外で過ごす期間よりも短く、「長いところルール」が適用されるためだ。昨年2月に発覚したアサリの産地偽装を受け、馬肉の安全・安心を追求する機運が高まっており、県は差別化が必要だと判断した。
約60業者でつくる県馬刺し安全・安心推進協議会は、県内で肥育、解体されたことを証明するためのDNA検査や、QRコードを用いた認証システムの構築を目指している。県は、飼料や輸送コストが高騰している現状も踏まえて支援する方針。
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