グウィネス・パルトロウは、話題となった“あそこの香り”キャンドルが製造中止となったのは、メディアのせいであることを示唆した。 2020年1月に自身のウェルネスサイト「グープ」からその奇妙な商品名でメディアを騒がしたキャンドルを、75ドル(約1万1000円)で発売したグウィネスだが、フェミニスト的メッセージを込めた同商品が「クイックベイト」として使われてしまったと指摘している。
インスタグラムストーリーの生配信で行ったファンとの質疑応答で、「あの超有名なキャンドルの思考プロセスは何でしたか?」と尋ねられたグウィネスは、こう答えた。
「よい質問ね。あの超有名なキャンドルの思考プロセスは、基本的に非常に強力なフェミニスト声明だということね」
「それは多くの女性が、少なくとも私の世代は、自分達はどこかおかしいとか、女性器が奇妙とか気持ち悪い、もしくは恥じるものだと思うように育てられたの」
「そしてあのキャンドルは、私達をそのような気分にさせた人達に対し非常に強力なパンクロック的××××(※Fワード)を意味したつもりだった」
「実際に誰かの女性器のような匂いにするつもりはなかったわ。バラとかそういった香りだったと思う。そこがポイントなの」
「でも残念ながら、メディアはメディアらしく、今はクリックベイトばかりだから、人々はそれを別のことに関するものにしようとした。それって残念なことよね。これはこの強いフェミニストのメッセージをこめていたのだから」
「でも私達はもうあのキャンドルを作っていないわ」
発売当時、優れた広告戦略と評価されていた「可笑しく、ゴージャスでセクシー、そして素晴らしく予想外の香り」の同キャンドルはゼラニウムやベルガモット、スギにダマスクローズとアンブレットシードを合わせた香りとなっている。
グープは2020年6月には「私のオーガズムのような香り」というキャンドルを発売、さらに昨年には女性が妊娠中絶を受ける権利を憲法により保障した1973年のロー対ウェイド判決に敬意を示し「私の女性器に手を出さないで」というキャンドルも発売していた。
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