4月22日午後、カンテレ『ウラマヨ!』で、ブレイクしたいのになかなかブレイクできずにいるおでかけスポット、兵庫県姫路市の太陽公園を特集。何とかお客さんを呼びこもうと日々もがいているスタッフの奮闘ぶりが明かされました。
今回は「この春ブレイク中!関西のおでかけスポットの裏側」と題し、かわいすぎる動物写真でバズった人気スポット、淡路島にあるイングランドの丘や、滋賀県にある昨年リニューアルした大津サービスエリア(下り線)の裏側などを紹介。
そんな中、番組が注目したのは、地元市民から「姫路の人は行かないイメージです」「中で何やってるかよく分からない感じ」などと評されているものの、ポテンシャルが高く伸びしろたっぷりの観光地・太陽公園です。
甲子園球場4個分もある広大な面積を誇る太陽公園は2つのエリアに分かれていて、“石のエリア”は中国の天安門やパリの凱旋門、ピラミッドなど世界の建造物を再現。1日で世界旅行気分を感じられるスポットとなっています。
さらに“城のエリア”に向かうと、ドイツのノイシュヴァンシュタイン城を3分の2のスケールで再現した白鳥城が。とても立派な作りなのにブレイク出来ない理由について、山田倫之園長は「もともと福祉施設としてスタートしていて、そこまで集客に力を入れていませんでした」と自己分析。確かに建物の外側は相当立派なのに、中が普通…。
この状況を何とか打破しようと日々奮闘しているのがスタッフの斉藤洋子さん。なんと自力でお城をディスプレイしているのです。
「お城なのに天井が“蛍光灯”なのがもう無理ですよね。ごまかそうとして必死で」と、世界観とは真逆の照明周りに植物の飾りをレイアウトしている理由を説明。さらに普通のビルにあるような窓ガラスを指し、「ここにステンドグラスみたいなシールを、Amazonで2000円くらいのものを貼りたいんですけど、買ってもらえないから100均のセロハンを貼り付けようとしたら、テープが透けて見えちゃうんですよね…」と、泣く泣く断念したことを明かしました。
それでも公園のファンから公式SNSに寄せられた温かい声が紹介され、最後は涙々となったVTRが終わると、それを見て再び感極まった状態の斉藤さんがスタジオに登場。MCのブラックマヨネーズ小杉さんから「最近の入場者数はどうなんですか?」と尋ねられ、「休日はお陰様でちょこちょこ来てくださるようになってます。以前は『お城の中で誰にも会わなくて怖かった』って言われまして…」と自虐ネタを披露。
最近では、洋風のお城というアピールポイントがコスプレイヤーたちに刺さっていると気づき、なけなしのお金を更衣室の整備に投入して成功したということですが、斉藤さんが特に困っているのがディスプレイの予算でした。
「少ないというか、ないんです…。園長に一生懸命言ってタイミングがよかったらちょっと出るっていう感じで。園長に言うしかないんですけど、園長はカブトムシにばっかりお金使ってるんですよ」と、子供達に虫に親しんでもらおうと園長が施設内で育てているカブトムシが優先されていると、思わず恨み節も…。
そこで、日々お客さんのため頑張っている太陽公園に、番組から斉藤さんが欲しがっていた“窓に貼れるステンドグラスシート”をサプライズで贈呈。すると斉藤さんは「これAmazonで見てたやつです!絶対あそこに全部貼れます…(泣)」と歓喜の大号泣。
後日、太陽公園を取材すると、窓ガラスは念願のステンドグラス調になり館内のディスプレイが少しパワーアップ。関西の人気スポットとなるべく、着実な一歩を踏み出していたのでした。
(関西テレビ4月22日(土)午後1時放送『ウラマヨ!』より)
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