Write: 2022-10-20 14:03:16 / Update: 2022-10-20 15:52:37
秋を迎えて、全国各地の王陵（ワンヌン）と呼ばれる、朝鮮王朝時代の王のお墓で、多彩なイベントが開かれます。
文化財庁の宮陵遺跡本部によりますと、京畿道（キョンギド）九里（クリ）市にある王領、健元陵（コンウォンヌン）が、来月1日から20日まで特別開放されるということです。
健元陵は、朝鮮王朝の初代の王、太祖李成桂（イ・ソンゲ、1335年∼1408年)の墓で、朝鮮王陵のなかで唯一、土を丸く盛り上げた部分にススキが生えることで有名です。
ススキは、李成桂の遺言に従って、故郷の韓半島北部の咸興（ハムフン）から運んできて植えられたとされています。
健元陵の開放は、1日2回、午前10時からと午後2時から、それぞれ1時間ずつ行われ、月曜日はお休みです。
予約は25日午前10時から朝鮮王領のウェブサイト（royaltombs.cha.go.kr）で受け付け、1人につき4人まで予約できます。
またソウルにある王領、献陵（ホンヌン）と仁陵（インヌン）では今月22日と23日に伝統公演芸術団による国楽の公演をはじめ、歌曲、伝統舞踊などを披露する音楽会「晩秋陵演」が開かれます。
京畿道高陽（コヤン）市の西五陵（ソオルン）と章陵（チャンヌン）では今月22日と29日に「2022 王陵を音楽で散策する」と題したイベントが開かれます。
さらに京畿道驪州（ヨジュ）市にある、朝鮮王朝第17代の孝宗（ヒョジョン）王の墓、寧陵（ヨンヌン）では来月3日、市内の耳の不自由な人を対象に寧陵の歴史を説明するイベント「手話で聞く寧陵物語」が開かれます。
ソウルにある懿陵（ウィルン）、燕山君（ヨンサングン）の墓、坡州（パジュ）にある長陵（チャンヌン）などの王陵周辺の林の散策路10か所も来月30日まで一時的に開放され、紅葉が楽しめます。
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