世界的に有名なキャラクターであるミッキーマウスの著作権が、このままでは2024年に切れる見通しだ。著作権が切れると、どの程度自由に使えるようになるのか。そして、現在の米国の政治情勢からして、延長の可能性はあるのか。
専門家に話を聞きながら、英紙「ガーディアン」が現在の状況をまとめた。
米国の著作権法によって、エンターテインメント大手のディズニーは、マスコットキャラクターのネズミをはじめ、ディズニーのブランドの世界的な知名度に大いに貢献しているキャラクターたちを独占する権利をまもなく失う可能性がある。
ミッキーマウスは、1928年10月1日の誕生から約95年後の2024年にパブリックドメインとなる。95年という期間は、匿名ないしは匿名に類する作者の手による芸術作品の著作権が失効するまでの期間である。
無制限になるわけではない
カリフォルニア大学ロサンゼルス校ロースクールのドキュメンタリー映画法律相談所でアソシエイト・ディレクターを務め、メディア業界やエンターテインメント業界で長年にわたり弁護士としても活動するダニエル・マエダはしかし、著作権が失効したからといって何の制限もなくなるわけではないと言う。
「ミッキーマウスを元の姿のまま使って、独自のミッキーマウスのストーリーを作ったり、自分のストーリーに登場させたりすることはできます。けれども、見た人がディズニーを連想するような方法でそれを行えば、理論的には、ディズニーは著作権を侵害されたと訴え出ることはできます。ディズニーはとても長い間、このキャラクターに投資してきましたから、そういうこともあるとは思います」
残り: 2527文字 / 全文 : 3235文字
lockこの記事は会員限定です。
会員登録(無料)すると
続きをお読みいただけます。
プレミアム会員の「5つの特典」
done海外メディアの「翻訳記事」が読み放題
done人気の著者による「連載」が読み放題
done短時間で理解が深まる「教養動画」が見放題
done著名人が薦める「5冊の名著」が毎月読める
done編集部主催の「イベント」に無料ご招待
からの記事と詳細 ( 世界的に有名な”あのキャラクター”の著作権切れが迫る 延長の可能性は? | 「くまのプーさん」のホラー映画も… - courrier.jp )
https://ift.tt/CDMGJ1z
No comments:
Post a Comment