元ペルージャ会長ルチアーノ・ガウッチ氏の長男、アレッサンドロ・ガウッチ氏が、ナポリのサッカーメディア『CalcioNapoli24 TV』の番組に出演し、元日本代表MF中田英寿氏や日本での思い出を語った。
ガウッチ体制のペルージャは1998年夏、フランス・ワールドカップ(W杯)で活躍した中田英寿氏を獲得。すると元日本代表MFはすぐさまクラブの期待に応え、ユベントス戦でドッピエッタ(1試合2得点)を決める衝撃的なデビューを飾った。セリエA挑戦1年目で32試合に出場し、10得点を挙げてペルージャの残留に貢献した中田氏。翌シーズンの冬には強豪ローマへ移籍し、日本人初となるスクデットを獲得したレジェンドの人気は絶大だった。会長である父ルチアーノ氏の下、ペルージャの幹部を務めていたアレッサンドロ氏は、当時を振り返った。
「ナカタには150万人以上のファンがいた。入団会見は、日本から8000万人くらいの人がテレビ中継を見ていたことを記憶している。あの頃の私は、日本で有名人だった。我々はまるでアイドルのような存在で、街を歩いていたらみんなが駆け寄って来るほどだったよ。日本におけるナカタの重要性は、2年目のプレシーズンに招待されて臨んだ親善試合から分かるだろう」
「試合は日本の第2の都市、大阪で行われ、セレッソ大阪と対戦した。あの時は、日本人ファン4万人がみんなペルージャのユニフォームを身に着け、ペルージャ・カルチョのチャントを歌って応援してくれたんだ。当時の我々がアジアにおいてどれほどのアピール力を持っていたか理解できるはずだ。あの頃、アジアにおいても最も有名なイタリアのサッカーチームだったと言える」(Goal.com)
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