大阪ニュース
2022年3月27日
2023年春向けのランドセル商戦がスタートしている。大阪府内の百貨店では他業種とのコラボやジェンダーフリーの商品を陳列。タブレット端末に対応したものも並び、来春の入学に向けて、子どもや保護者らにアピールしている。
タブレット端末を収納する専用袋を内蔵した商品などが並ぶ来春のランドセル商戦 |
高島屋大阪店(大阪市中央区)では23日から来春モデルのランドセル販売をスタートさせた。店内の一角には約200種類の商品を陳列。初日には何組かの親子連れが訪れていた。実際に購入した来店客はいなかったが、下見をしていた。
同店によると、タブレット端末など電子機器への対応した商品が多いことが特徴という。文部科学省が2019年から推進しているGIGAスクール構想とともに、新型コロナウイルス感染拡大でリモート授業などが実施されたことも背景にあるとしている。
性的少数者(LGBTQ)などにも配慮したジェンダーフリーの姿勢も特色。男子は黒やネイビー、女子はピンクや赤などが根強く人気を集めているが、ブラウンなど多種多様な色の商品を用意。男女別なく幅広く選択できるようになっている。
また、教科書や教材、配布物などの量が増えていることからランドセルも大型化。それに伴い、1キロ未満の軽量化モデルも準備した。ベルト部分に緩衝材を加えたものや、設計を工夫し、体全体で支える商品もラインアップされている。
同店での販売の最盛期はゴールデンウイークで、夏のお盆時期にもピークを迎える。背景には保護者だけでなく、祖父母なども加わり、実家帰省時に一緒に選ぶケースが多いことが挙げられる。受注生産の商品もあり、実際の受け渡しは9月頃からという。
有名なアニメや電鉄会社とのコラボ商品もあり、同店の担当者、山根悠生次長は「コロナ禍でゴールデンウイークは2年連続で店舗を閉鎖していた。6年間使う品物なので、実際に手にとり、大切に選んでほしい」と呼び掛けている。
大阪ニュース
からの記事と詳細 ( 多彩なランドセル並ぶ 来春向け商戦スタート - 大阪日日新聞 - 日本海新聞 )
https://ift.tt/K18dsVM
No comments:
Post a Comment