メジャー屈指の有名な親子が、サプライズのツーショットで話題を集めた。

ナショナルズのダスティ・ベーカー監督(72)と、その息子でナショナルズ傘下マイナーに所属するダレン・ベーカー内野手(23)が、試合前の両監督による打順表交換の際にホームベース前で親子の対面。ナショナルズのデーブ・マルティネス監督(57)が仕掛けたもので、ダレンは昨年のドラフトで入団したばかりでまだ1A所属だが、急きょメジャーの試合に呼ばれて出場。しかもマルティネス監督が自分の替わりに打順表交換に行かせ、試合前の思わぬ親子対面が実現した。

ベーカー監督は驚きながらも、目の前の息子と2度のハグ。試合後には「びっくり仰天したよ。でもマルティネス監督は、こんな粋なことをするんだよ。彼は私の下でプレーしたこともある」と振り返った。

SNSでこの場面の動画が投稿されると、多くのファンが感動のコメントを寄せ、ダレンの3歳の頃を思い起こすファンも続出した。ベーカー監督がジャイアンツを率いて2002年のワールドシリーズに進出した際、当時ジャイアンツのバットボーイを務めていた3歳のダレンがインプレー中にホーム付近にバットを取りに行き、ホームインしたJ・T・スノーに抱き上げられた歴史に残る有名なハプニングは今も鮮明にファンの記憶に残っている。「あのシーンを生で見ていた」「これがあの子か」と感慨深げな声が続出した。