シドニーの有名なビーチ、マンリーを久々に訪れた。都心部から直通フェリーで行くのが醍醐味（だいごみ）で、青い水面にオペラハウスやハーバーブリッジが並ぶ景観には観光客でなくとも毎度感動する。
フェリーが出港すると、いつもより速度が速い。どうやら最近導入された新型エメラルド級フェリーに当たったようだ。着いたらそのまま出港する旧型と異なり、出港時と到着時に船頭を方向転換するのも新型の特徴らしい。旧型なら片道30分はかかるところが、20分強に短縮され、内装もきれいで非常に快適だ。
マンリーの港に到着すると、乗客が降りる前に都心部への帰還に向け方向転換を始めた。すると、ガガガガとすさまじい音をたてて船体が波止場にこすりつけられた。操縦者がまだ方向転換に不慣れであるに違いない。ひび割れにより新型の運航が一時休止するのも時間の問題か。（岩下）
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