1位・長野県東御市
2位・千葉県匝瑳市
3位・兵庫県宍粟市
何年か前に発表されていた「日本の難読市名ベスト3」だ。1位が「とうみ」、2位が「そうさ」、3位が「しそう」と読む。念のため。
その第2位の地「匝瑳」に辿り着いたのがトラ番・織原祥平。かの有名な九十九里浜にほど近い難読市は、ことし大ブレークの予感がするタテジマ3年目・及川の生まれ故郷。二十歳のお祝い・成人式の取材だ。
調べてみたら、成人の日が1月第2月曜日になったのは2000年から。固定観念で頭から離れない「成人の日=1月15日」は、今世紀ではなく、もう20世紀の暦になる。ことしの成人の日は1月10日。匝瑳市の成人式は1日早く開催されたわけだ。
それは織原が取材中の出来事だった。
♪パラリラ♪パラリラ♪パラリラ~
クラクションの大音響に驚いて振り向いた視線の先に、奇妙キテレツな衣装をまとい、紫色のバイクに乗った軍団が。さらには、ドデカい大漁旗(港町・銚子に近いからなのか)を振りかざす男たちを乗せたビンテージカーらしき奇妙な車も。
「今でも、結構いるんだなぁ」
織原は驚いていたが、〝成人式で大暴れする二十歳〟はまだまだ日本全国どこにでも現れるぞ。
爆音のおかげで、取材中の及川の声が全く聞こえなくなってしまった。気配りの好青年・及川は話すのをストップして、爆音の一団が遠くへ立ち去るのを苦笑いしながら待ってくれたそうだ。
ちなみに、この日の取材対象者はオシャレなスタイルで、〝成人式を邪魔する二十歳〟とは対極の存在だった。小学校、中学校の同級生たちに囲まれて、ツーショット写真撮影のターゲットに。これこそが、成人式ならではの微笑ましい、みんなが望んでいる光景だ。
「会場に到着した僕に向かって、係の方が『成人式、おめでとうございます』と声を掛けてくれたんです。僕もまだ二十歳に見えるようです。今、すごく気分がいいので、ことしも若さを前面に頑張ります」
童顔だから二十歳と間違えられたのか? それとも成長が足りないから二十歳と思われたのか? 真相は別にして、26歳トラ番最年少が若さを武器にすると誓っていた。はるか匝瑳市まで駆けつけた成人式取材の、最大の成果かもしれない。
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