24才から在籍し、長く反町隆史(47才)と“二枚看板”で事務所を支えてきた。1997年のドラマ『ビーチボーイズ』(フジテレビ系)では、夢の“イケメン共演”が大きな話題を呼んだ。 「コロナ禍の自粛期間中、自分の人生を振り返ったのも影響したと語っています。確かにここ数年、独立する俳優は増えています。その事務所からも水嶋ヒロさん(37才)や松田翔太さん(36才)、江角マキコさん(54才)らが独立、移籍していますが、若かったり“トラブル”が原因でした。 でも、竹野内さんには当てはまらないので不思議です。一部では結婚の噂も出ましたが、どうやらそれもなさそうなんです」(芸能関係者) 唐突な独立ゆえ、あらゆる情報が飛び交ったが、竹野内は以前から決めていたという。 今年4月、雑誌のインタビューでこう答えている。 《50歳という年齢に、自分の中に全く焦りがないかというとそれは、嘘になります》(『STORY』6月号) その「焦り」について、あるドラマ関係者はこう話す。 「反町さんは『ビーチボーイズ』以降、『GTO』(フジテレビ系)や『相棒』(テレビ朝日系)で活躍しています。事務所の先輩で尊敬しているという唐沢寿明さん(58才)にも『白い巨塔』(フジテレビ系)や映画『20世紀少年』など代表作がある。でも、竹野内さんは“自分には代表作と呼べるものがない”という、忸怩たる思いがあるのかもしれません」 海外志向も、年々高まっていた。 10年前、竹野内は主演映画『太平洋の奇跡 -フォックスと呼ばれた男-』で、オーストラリアで開催された日本映画祭に初参加。その際、海外進出について聞かれると「ご縁があれば、ぜひ参加してみたい」と答えているが、これはリップサービスではない。 「翌2012年には演技のレッスンを受けるため、米ニューヨークに滞在。その頃から海外志向が強くなりました。最近は中国語やタイ語の勉強を始めたと聞いています。 ただ、海外作品は頻繁に出られるわけではない。事務所は月給制なので、出演本数が限られると、実働に見合わなくなり“海外進出すれば事務所に迷惑をかける”と考えて独立したのかもしれません」(映画関係者) 竹野内の人生観に大きな変化を生む出来事もあった。 「2014年4月、彼は両親に一戸建てをプレゼントしました。都内の高級住宅地にある5億円ともいわれる豪邸でしたが、新居での生活を始めて間もないその年の8月、お父さんが肺がんで亡くなった。そのショックを抱えたまま仕事をするなか、コロナ禍が起きました。“明日、自分がどうなるかもわからない”という思いが彼に決断を促したのかもしれません」(竹野内の知人) 所属事務所には反町や唐沢、親交の深い沢村一樹(54才)らがいる。特に反町とは盟友ともいわれてきた。彼らはこの独立をどう受け止めているのだろうか。 「竹野内さんはきっと皆さんに事前に報告しているはずです。皆さん、竹野内さんが決めたことですし、彼が真面目な努力家なのを知っているので、温かく見守ろうという気持ちでいるのではないでしょうか」(前出・芸能関係者) 前出の雑誌のインタビューで竹野内はこうも答えていた。 《50歳を通過点と考えて、60歳をどう生きるか──。楽しみながら、様々な作品に参加できればと思います》 五十にして天命を知る──いましかない“巣立ちの時”だったのかもしれない。 ※女性セブン2021年12月9日号
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確かに
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