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Thursday, July 1, 2021

“アスニート”から優勝、そしてスランプ 木下裕太が“木下3戦連続V”へ首位発進 - ゴルフ情報ALBA.Net

<日本プロゴルフ選手権大会 初日◇1日◇日光カンツリー倶楽部(栃木県)◇7236ヤード・パー72>

2018年の「マイナビABCチャンピオンシップ」でツアー初優勝を飾った木下裕太が、ボギーなしの6バーディで「65」をマークして単独首位の好スタートを切った。

雨の中 石川遼は 木の下へ【LIVEフォト】

「先週開催のダンロップ・スリクソン福島オープンの3日目から調子がよくなり、今週楽しみだなと思っていたら、いきなりビッグスコアが出て…」と、戸惑い気味の表情を見せた木下。確かに、今年に入って出場した7試合で予選通過は3試合のみ。ダンロップ・スリクソン福島オープンでの14位タイが最高位だった。マイナビABCチャンピオンシップ優勝で得た2シーズンのシード権も今季で切れる。そんな状況での好発進だった。

「ショットとパットがよかったのが好スコアの要因です」という木下。特にドライバーショットではフェアウェイをほとんど外さなかったという。実は、初優勝の後に飛距離を稼ぐために、持ち球をフェードボールからドローボールへと変えようとしたことがある。アゲンストだと極端に飛距離が落ちるので、ランを稼げるドローボールが有効だと考えたからだ。しかし、長年染みついたフェードを打つスイングは簡単には修正できず、飛距離を伸ばすどころか、方向性にも影響が出た。さらに、体に負担をかけることで故障の原因にもなっていた。それを先週からフェード主体に戻したところ、狙いどおりにボールを運べるようになったのだ。

ジュニア時代はナショナルチームにも在籍し、将来を嘱望されながら、なかなか芽を出せずに苦しんだ。ツアープロとはいうものの、試合で賞金を稼ぐことができず、練習するのも知り合いから練習場の割引券をもらったり、タイムサービスの時間を狙って1日200〜300球を打つのが精いっぱいだった。「似たような境遇の選手たちと自分たちはアスリートとニートの中間だから“アスニート”だねと笑っていました」と振り返る。

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確かに

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