春本番!「食べられる野草」が教えてくれること
不安の時代の最強のライフスタイルを実践する筆者の徒然日記、今回は春の野草採取についてお伝えします。中でも「ヨモギ」がおすすめだとか……(写真:kikisorasido/PIXTA)
疫病、災害、老後……。これほど便利で豊かな時代なのに、なぜだか未来は不安でいっぱい。そんな中、50歳で早期退職し、コロナ禍で講演収入がほぼゼロとなっても、楽しく我慢なしの「買わない生活」をしているという稲垣えみ子氏。不安の時代の最強のライフスタイルを実践する筆者の徒然日記、連載第2回目をお届けします。
「生活」に関心の薄いビジネスパーソン
前回、まずはわが「買わない生活」の一例として、100円で最高のご飯を食べてますと自慢させていただいたんだが、もちろん生活とは食べることだけではない。「衣食住」という言葉があるように、身なりを整え、おいしいものを食べ、快適な家に暮らす――と、広く人生全般にわたるものであります。
で、その広く全般にわたり、私は「買わない」でキャッキャと暮らすノウハウを江戸の片隅で1人せっせと蓄積しておるわけでして、当連載では今後もその自慢話をせっせと書いていこうと張り切っているわけですが、いきなり編集部の方から、男性読者は「衣」「住」に関心がない人が多いので、せめて最初の数回は「食」のことを書いてほしいとの切なる依頼である。
……なるほど、そうなんですかね?
いや確かに、改めて考えると、性別を問わずビジネスパーソンの方々はそもそも「生活」そのものに関心が薄いのやもしれぬ。そうだよ。約30年会社員をしていた自分を振り返っても確かにそうだった。
何しろ生きていくにはお金が必要で、会社の売り上げで給料をもらっている以上、社内でも社外でも仁義なき競争をエンドレスに繰り広げざるをえない。そうなるといつしか「人生は勝つか負けるか」という単純な二分法に脳内が染まる。
つまりは、人生なんぞ勝てばどうにでもなるのであって、ちまちまと生活(衣食住)を知恵と工夫で面白くしようなんて考えてるヒマがあるなら、少しでも自らの評価や社の業績を上げる算段を考えたくなる。
からの記事と詳細 ( 現代の狩猟採集民?都会でもできる「採取生活」 - 東洋経済オンライン )
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確かに
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