コービー以来の快挙を達成したカリー[写真]=Getty Images
33歳以上で10試合連続の30得点ゲームは2012年のコービー以来初の快挙
4月18日(現地時間17日、日付は以下同)。4連勝と波に乗るゴールデンステイト・ウォリアーズは、敵地でボストン・セルティックス戦に挑んだものの、ジェイソン・テイタムに44得点10リバウンド、ケンバ・ウォーカーに26得点を奪われて114-119で敗れた。
それでも、ステフィン・カリーは10試合連続で30得点オーバーとなるゲームハイの47得点に7リバウンド3アシストと大暴れ。3ポイントも19投中11本(成功率57.9パーセント)の高確率で放り込み、今季の平均得点(31.0)はリーグトップのブラッドリー・ビール(ワシントン・ウィザーズ/平均31.1得点)に肉薄。
33歳以上の選手が30得点以上を10試合連続で達成したのは、2012年12月のコービー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)以来、約9年ぶり。ウォリアーズの歴史上でもウィルト・チェンバレン(元フィラデルフィア・ウォリアーズほか)以来、史上2人目の快挙となった。
キャリア12年目のベテランながら、ベストと呼べるパフォーマンスを続けるカリーは「スタッツの面で言えば、確かにそうだね」と切り出し、こう続けている。
「今シーズンはこれまでとはちょっと違うことを必要とされている。このパフォーマンスと共に、チームとして一緒に勝利しようとしているんだ。僕には絶大な自信がある。自分がこれまでに身に付けて、磨いてきたすごく特別なスキルに感謝している。それを今見せることができている。努力の成果をね。だから今シーズンを通じて、この調子を維持していこうとしている。自分たちが望む位置まで行くにはこれが求められているんだ」。
レギュラーシーズンも残すところ約1か月となる中、ウォリアーズはジェームズ・ワイズマンがケガのため今季絶望となったことで、戦力ダウンを余儀なくされている。だがスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)はカリーに絶大な信頼を寄せている。
「それでこそステフ・カリーだ。あの活躍はスキルレベルだけでできることじゃない。それは彼が持つ自信や我慢強さでもある。それに失敗に対して落ち込んだりしない強い意志にある。彼はどんな試合でも、どういうプレーであろうと立ち向かう。競い合っているんだ。彼は失敗を恐れたりせず、自分の持つスキルを信じている。それはキャリアの中でずっと磨いてきたからだ。ピークにいると言ってもいいだろうね」。
ウォリアーズはこの試合を終えてウェスタン・カンファレンス9位の28勝29敗。10位のサンアントニオ・スパーズとはゲーム差なしで、8位のメンフィス・グリズリーズ(29勝26敗)を2.0ゲーム差で追っている。
カリー自身が話していたように、今季ウォリアーズがウェストの熾烈なシード順争いを抜け出すためにはスーパースターの超絶パフォーマンスが不可欠。今後もベストを尽くしてチームをけん引してくれるに違いない。
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確かに
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