(CNN) 米国のバイデン大統領夫妻の愛犬「メイジャー」が、ホワイトハウスでまた人にかみつく騒ぎを起こした。関係者によると、かまれた相手はホワイトハウス医療班の診察を受けたという。
騒ぎが起きたのは29日午後。ホワイトハウスの南庭を散歩していたメイジャーが、国立公園局の職員にかみついた。この職員は勤務中で、仕事を中断してホワイトハウス医療班で手当てを受けた。
大統領夫人ジル・バイデン氏の報道官は、メイジャーについて「まだ新しい環境になじもうとしている」とした上で、「確かに散歩中に人にかみついた。念のために、その人物はホワイトハウス医療班の診察を受け、けがはなかったので職務に戻った」と説明している。
メイジャーは3歳のジャーマンシェパード犬で、バイデン夫妻が2018年に里親になった。3月8日にもシークレットサービス(大統領警護隊)の警護官にかみつく騒ぎを起こしたために、この2週間は訓練を受けていた。
メイジャーは29日午後5時ごろ、ホワイトハウス職員がリードを付けて南庭を散歩させる姿が目撃されていた。
8日の騒ぎではシークレットサービスの警護官がメイジャーにかまれて負傷し、ホワイトハウス医療班の治療を受けた。メイジャーはその後、もう1匹の愛犬「チャンプ」と一緒にデラウェア州にあるバイデン大統領夫妻の自宅に一時的に戻されていた。
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