――師匠、彼に聞いたんですが、東京湾のシーバスがとんでもないことになっているようですね。
「おお、2週間ほど前から川崎~横浜方面から乗合船が出始めたんだが、束釣り(100匹以上)まで記録される“大爆釣”が続いている」
――それって、セイゴ、フッコ級の小型ばかりじゃないんですか。
「実は、俺も最初はそう思ったんだが、全然違うらしい。確かに25~40、50センチ級の小型も交じっては来るようだが、半分以上が50センチオーバーの立派なシーバスで、60センチを超える“スズキ級”も相当数釣れているって話だ」
――それはすごいですね。当然、ジギングが中心ですよね。
「この時期だからな。ルアーはもちろん、ジグが中心だが、場所によってはバイブレーションやシンキングミノーでも釣っているアングラーもいるようだな」
――ジグは、何グラムぐらいですか。
「60~80グラムが中心のようだな」
――それにしてもこの時期に束釣りってすごくないですか。
「まだやっている船宿が少なく、船数が出ていないってこともあるんだろうが、半端な魚影の濃さじゃないってことなんだろうな」
――以前、師匠に聞いたんだと思うんですが、東京湾のシーバスの魚影って世界的に見てもすごいんじゃなかったんでしたっけ。
「おお、よく覚えていたな。しかし、それはシーバスということではなく、東京湾全体の魚の種類、量のポテンシャルの高さについて言った話だ。最近のデータを調べてないので、断言はできないが、東京湾の漁獲量は、対面積比率で言えば、世界に冠たる水準でとんでもない湾だってことだ」
――そうでした。シーバスの魚影が濃いのも納得です。それと、最近では、ルアーでシーバスを狙っても何匹か持って帰って食べる人もいるって聞いたんですが、そうなんですか。
「ああ、それはあちらこちらで起こっているようだな。以前はルアー釣りのシーバスといえば、キャッチ&リリースが当たり前だったが、最近ではキャッチ&イート組も少なくないようだな」
――へえ~、そうなんですか。
「別にルアーで釣った魚は、食べてはいけないなんて決まりはないからな」
――確かにそうですよね。でも以前は何となくルアー釣り=キャッチ&リリースってイメージがありましたよね。
「“冬のスズキは猫跨ぎ”なんて言われるが、実は冬のスズキも決してまずいわけじゃないからな。夏が旬の魚であることは事実だが、冬でも料理の仕方によっては十分うまい魚だぜ」
――父も同じようなことを言っていました。大きいのを釣ってきておいしい料理を作りましょうよ。
「おお、久しぶりにシーバスフィッシングに行くか」
――ええ。行きましょう。
「それじゃ、父君も誘ってくれ」
――ハイ。分かりました。
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確かに
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