エグゼクティブサーチ会社「ハイドリック&ストラグルズ」日本オフィスで活躍する渡辺紀子氏が、21世紀を勝ち抜く「異能のキャリア」を紹介するシリーズ。第7回に登場するのはデロイトトーマツ、東ハト、産業革新機構、ヤンマーグループのオランダ法人を経て、2020年にヤンマーホールディングス初の女性取締役に就いた長田志織氏だ。
長田 志織(ながた しおり)氏
ヤンマーホールディングス取締役CSO(チーフ・ストラテジー・オフィサー)
2000年慶応義塾大学法学部政治学科卒。デロイトトーマツコンサルティングを経て、04年民事再生法申請後にユニゾンキャピタル傘下となった東ハトの経営企画部長として経営再建を指揮。ユニゾンへ転籍後、09年に産業革新機構立ち上げに参画。35歳を機にサバティカルを思い立ち、25カ国を半年かけて旅行後、ヤンマーグループ入社。オランダ法人のYanmar Marine InternationalのPresident兼マリンプレジャー事業部長として5年で売り上げ40%増を実現。20年4月より現職
渡辺紀子氏が見た長田志織氏
渡辺さんと長田さんのなれ初めは?
「7年前くらいに一度お会いしました。そのときは一瞬のことで、覚えていてくださっただけで光栄です(笑)。年間2000人、1日30分単位で16人もの候補者にお会いになるんでしょ。もう集中力がすごいなと思えて。ともかくエネルギーがおありで、渡辺さんとお会いすると熱量って大事だなって思わされます」
長田さんは好対照で、いわゆるバリキャリのオーラがいい意味で出ていませんね。でもご経歴は確かに華やか……。大卒後、デロイトトーマツに入社されたきっかけは?
「大学時代は官僚の道も考え、国家公務員試験の勉強もしてたんです。でも、本当にやりたいことだったかなという思いに大学3年くらいでとらわれてしまい、では普通に会社に就職しようかなと。当時の民間の会社で女性が差別されない職場ってなんだっけと考え、コンサルティング業界なら能力本位だろうと踏んだんです。でも、もともとサークルの1つ上の先輩が行かれてたんで、先輩が選んだ会社だから大丈夫だろう、といったぐらいの安直な感じでした。だから入社当時は、他のコンサルティング会社の名前とかも全然知りませんでした(笑)」
このコンテンツは会員限定です。お申し込みをされますと続きをご覧いただけます。
- ①2000以上の先進事例を探せるデータベース
- ②未来の出来事を把握し消費を予測「未来消費カレンダー」
- ③日経トレンディ、日経デザイン最新号もデジタルで読める
- ④スキルアップに役立つ最新動画セミナー
からの記事と詳細 ( 人材を健全な環境下で幸せに働かせるプロ経営者への道をまい進 - 日経クロストレンド )
https://ift.tt/2NoJ4Gl
確かに
No comments:
Post a Comment