―[30代が知らないと恥ずかしい! 今さら聞けないお酒のキホン]― ワインのなかには、白でも赤でも泡が出るタイプがあります。これらは総じてスパークリングワインと呼びます。二酸化炭素を含んでいる炭酸ワインで、瓶内二次発酵やタンク内二次発酵、二酸化炭素吹き込み方式などがあります。 ⇒【写真】有名なシャンパン「ドン・ペリニョン」 日本ではスパークリングワインのことをシャンパンという人がいます。これはちょっと恥ずかしい間違いなので、注意しましょう。シャンパーニュ(シャンパン)はフランスのシャンパーニュ地方で、厳しい条件をクリアして作られたスパークリングワインのことです。 基本的に日本では、泡の出るワインはスパークリングワインと言えば通じます。格好を付けるときは「泡」でも通じることがあります。しかし、メニューを読むときやワイン通と話すときに備え、キホンを押さえておくと役立つことがあるかもしれません。そこで今回は、世界で呼ばれているスパークリングワインの名称を覚えておきましょう。
フランスのスパークリングワインは?
フランスでスパークリングワインという意味なのはヴァン・ムスーです。ヴァンはワイン、ムスーは泡なので、そのままですね。シャンパーニュ以外の地方で、シャンパンと同じ製法で作られたものはクレマンと呼びます。こちらも高級品です。 微発泡タイプのワインはペティアンと言います。ガス圧が2.5気圧以下で、かすかに泡が立ち上ります。メニューでは普通のタイプ=スティルワインと同じカテゴリーに載っていることが多いです
スプマンテはイタリアのスパークリングワイン
イタリアではスパークリングワインのことをスプマンテと呼びます。その中で、北イタリアのヴェネト州とフリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州にまたがる地域で作られているのがプロセッコです。同様に、ピエモンテ州で作られているのはアスティです。 微発泡タイプはフリッツァンテやランブルスコがあります。どちらも、白と赤があり、食事に合わせやすく人気を集めています。
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