かつてマンチェスター・Uで活躍し、現在は解説者を務める元アイルランド代表MFロイ・キーン氏の発言がちょっとした話題になっている。17日のプレミアリーグ第19節のリヴァプール対マンチェスター・U戦に向けたテレビ番組内で、意外なクラブのファンだったことを明かしたのだ。
「アイルランドで生まれたら、マンチェスター・Uかリヴァプール、あるいはセルティックのファンとして育つものだが、かなりおかしなことに私はスパーズ(トッテナムの愛称)を応援していた。理由は分からないが、そうだったんだ」
キーン氏がトッテナムのファンであることを明かすのは今回が初めてではない。2002年に発売された自伝の中でトッテナム愛が綴られており、2015年にも「スパーズファン」だと公言している。とはいえ、それを知らなかった者もいて、SNSを中心に現地でちょっとした話題になっているという。
もっとも、実はライバルクラブのファンだったという選手は少なくない。イギリス紙『ザ・サン』は代表的な6選手を紹介している。
[写真]=Getty Images
■ケヴィン・デ・ブライネ
マンチェスター・Cの押しも押されぬ大黒柱として活躍するデ・ブライネだが、ヘントのユース時代に行ったインタビューでリヴァプールファンであることを明言していた。「僕のお気に入りのクラブはリヴァプールで、マイケル・オーウェンが好きなんだ。そこでプレーしたい」。そう語っていたのだ。
しかも、子供の頃にはリヴァプールのマットレスカバーを敷き、赤いジャージを身に着けていたんだとか。だからというわけではないが、リヴァプール戦の成績はそれほど良くない。これまで出場した11試合でわずか3勝(2分け6敗)、奪った得点も1つだけとなっている。
■ギャレス・ベイル
サウサンプトンのアカデミーで育ち、トッテナムでブレイク。今季レアル・マドリードからトッテナムに復帰を果たしたベイルの“愛するクラブ”は、アーセナルだったという。ティエリ・アンリやデニス・ベルカンプに憧れていたそうで、「いつもアーセナルの試合を見ていた」と、インタビューで明かしている。
当然のことながら、トッテナムに加入してからはそうした感情を封印。しかしながら、「トッテナムのファンは僕がまだアンリのユニフォームを持っていることに満足しないだろうね」と話すように、アーセナルのゲームシャツは今も保管しているようだ。
■ラヒーム・スターリング
マンチェスター・Cはスターリングとの契約延長を望んでいるが、選手本人はそれを保留中。そんな彼を獲得できるクラブがあるとすれば、マンチェスター・Uでは?と『ザ・サン』は指摘する。実は、スターリングはプロ選手になる前、マンチェスター・Uのファンだった。本人は2年前のインタビューで次のように告白している。
「これは言うべきじゃないだろうけどね。今は違う、絶対にね。でも、若い時は熱狂的なユナイテッド・ファンだった。2007年のFAカップ決勝にも行っていたし、ユニフォームも持っていた」
■ポール・ポグバ
フランス人とプレミアリーグと言えば、2000年代前半に隆盛を誇ったアーセナルを挙げる人は多いだろう。アンリ、パトリック・ヴィエラ、ロベール・ピレス――。ポグバもそうした先輩たちを見て育ったために、アーセナルのことが好きだったそうだ。
「正直に言うと、最初僕はアーセナルのファンだった。そこにいたフランス人選手たちが理由だ」
なかでもアンリのことが大好きで、彼の存在を理由にアーセナル・ファンになったという。
■ジョン・テリー
チェルシーの生え抜きとして1998年のデビューから2017年までクラブ歴代3位となる717試合に出場し、プレミアリーグ優勝5回やCL制覇など数々の栄冠を手にしてきたテリー。「青い英雄」とも言うべきレジェンドだが、実はマンチェスター・Uのファンだったとか。父も祖父も生粋のユナイテッドファンで、「子どもの頃はすべてを勝ち取っているチームをサポートしたいと思うものだろ」とファンになった理由を明かしている。
■ジェイミー・キャラガー
リヴァプールのレジェンド、キャラガーが同じ街のライバル、エヴァートンを応援していたのは有名な話だ。「子どもの頃はエヴァートン中心の生活だった」と、本人が2017年のインタビューで認めている。なお、どれほど応援していたかというエピソードが面白い。
「エヴァートンがリヴァプール相手に“シーズンダブル”を達成するのか、イングランドがW杯で優勝するのか、どちらかを選べと言われたら、僕はエヴァートンの勝利を選ぶよ」
(記事/Footmedia)
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