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Thursday, November 5, 2020

WEEKEND JAZZ ~週末ジャズ名盤探訪 Vol.102 - TOWER RECORDS ONLINE - TOWER RECORDS ONLINE

ローラ・フィジィ『瞳のささやき』(1991)

LF

ローラ・フィジィ(vo)
トゥーツ・シールマンス(hca)
フェルディナンド・ヴォペル(sax, fl)
グエナル・ミコー(acc, key)
フィリップ・カテリーン(g)
ルード・ヤコブス(b)
ピーター・イプマ(ds)

1991年、オランダにて録音

曲目:
01.グッド・モーニング・ハートエイク
02.アイヴ・グロウン・アカスタムド・トゥ・ヒズ・フェイス
03.レッツ・ゲット・アウェイ・フロム・ヒア
04.柳は泣いている
05.ジャスト・ワン・オブ・ゾーズ・シングス
06.インポッシブル
07.ドリーム・ア・リトル・ドリーム
08.マイ・フーリッシュ・ハート
09.ゴー・アウェイ・リトル・ボーイ
10.瞳のささやき
11.ゲス・フー・アイ・ソウ・トゥデイ
12.ガール・トーク
13.アウト・オブ・サイト、アウト・オブ・マインド
14.スタック・オン・ユー
15.キャン・イット・ビー・ダン

【アルバム紹介】
1.オランダの歌姫ローラ・フィジーのソロ・デビュー作
2.バブル崩壊後、その名残の中でリリースされたトレンディな女性ヴォーカルもの
3.新たな解釈のジャズ・スタンダードに加え個性あるカヴァー曲による90年代らしい選曲が光る

100回目達成記念「90年代の名盤特集」第2回目は、1991年にリリースされたオランダの歌姫ローラ・フィジーのソロ・デビュー作『瞳のささやき』です。
バブルが崩壊してもまだその名残のある時代、オシャレ感覚に満ちた音楽は依然人気がありました。そんな中でリリースされ、CDショップ店頭で輸入盤が並び、またたくまに噂が広がった1枚でした。ヨーロッパ発の美人シンガーという要素も当時のオシャレ音楽のトレンドにマッチしました。

オランダ生まれのローラはジャズというよりはポップス畑でグループ活動をしてきた女性シンガーでしたが、本作で本格的にジャズに接近した異色の経歴の持ち主です。
洗練されたオーケストレーション・サウンドにゲストのジャズ・ハーモニカの巨匠トゥーツ・シールマンスをフィーチャーし、楽曲もジャズ・スタンダードの“グッド・モーニング・ハートエイク”、“柳は泣いている”、“マイ・フーリッシュ・ハート”等の名曲をコンテンポラリー・サウンドでの新たな解釈で聴かせ、そこに加え、“ゴー・アウェイ・リトル・ボーイ”(ジェリー・ゴフィンとキャロル・キングが作詞作曲)、“瞳のささやき”(クリスタル・ゲイルのカヴァー)、ウェザー・リポートのバージョンで有名な1曲“キャン・イット・ビー・ダン”など、個性豊かな、まさに90年代らしい選曲が光る傑作といえる一枚です。

【スタッフのつぶやき:この1曲を必ず聴いて下さい】
当時はドラマの主題歌に。“瞳のささやき”。

この曲はカントリー・シンガーのクリスタル・ゲイルのヒット曲として有名な1曲ですが、ローラがカヴァーしたこのバージョンは、アルバム発売の翌年にオンエアされた石田純一主演のトレンディ系ドラマ『さよならをもう一度』のオープニング曲として使用されました。
当時20代~30代の世代にクリスタル・ゲイルのバージョンはそれほど知られておらず、ローラの歌唱でこの曲を知ったという方が多かったはずです。
ゆったりしたテンポでローラが歌い上げていく様はまさに大人のポップスそのものの魅力に満ちており、どこかラグジュアリーな雰囲気を醸し出しています。。

国内盤SHM-CD(一般普及盤)

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