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Thursday, November 12, 2020

NTTが社債発行を準備、4本で総額5000億円以上目指す-関係者 - ブルームバーグ

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NTTが社債発行に向けて準備していることが13日、分かった。複数の関係者によると、総額5000億円以上を目指す。総額5000億円を超えた場合、国内での一度の起債額として最大となる。

  関係者によると、年限は3、5、7、10年の4本立て。発行規模は市場状況によって変更するとしている。NTTの起債については13日付日本経済新聞朝刊が報じていた。日経によると主幹事はSMBC日興証券と三菱UFJモルガン・スタンレー証券、みずほ証券、野村証券、大和証券が務める。

  NTTの広報担当者は起債の計画は認めた上で、タイミングや規模についてはコメントを控えた。

  NTTは、NTTドコモに対し総額4兆2545億円で 株式公開買い付け(TOB)を実施し、今期(2021年3月期)中に完全子会社化する予定。TOBの買い付け期間は16日まで。NTTは発行済み株式総数の3分の1以上を政府が保有することが法律で定められており、新株発行による資金調達は難しい。このためNTTの澤田純社長は 10月、まず銀行の協調融資を受け、借り換えのための社債発行を視野に入れているとの見方を示していた。

  国内社債市場ではセブン&アイ・ホールディングス(7&iHD)が3本立てで最大4000億円を今月下旬にも起債する見通し。日本企業による大型合併・買収(M&A)の 増加とともに社債発行額も大型化する兆しがある。国内では現時点で、ソフトバンクグループや武田薬品工業、パナソニックが発行した5000億円が最大となっている。

(NTT広報担当者のコメントなどを更新しました)

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