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Thursday, May 14, 2020

「最近、地震多くない?」:新型コロナ流行下で心配の声も、2020年発生の震度3超 - Nippon.com

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防災 社会

ステイホーム週間となったゴールデンウイーク、千葉では震度4の地震が2回発生。新型コロナウイルスの流行と重なったことで、「今、大地震が来たら……」と心配する声も多い。2020年になって発生した震度3以上の地震を集計し、過去データと比較した。地震大国ニッポン、どんな時も備えを怠るわけにはいかない。

5月4日と6日、千葉県北部を震源地とする最大震度4の地震が発生。6日の地震では、東京と埼玉、神奈川でも震度3を記録するなど首都圏が揺れた。4月下旬には長野県で震度3以上の揺れが頻発。新型コロナウイルスの感染拡大で外出自粛が続く中、SNS上では「最近、地震多くない?」「コロナ流行中に南海トラフ地震が起きたら……」など不安が広がっている。

過去と比べて多いわけではない

2020年1月から4月までに発生した、全国の震度3以上の地震を気象庁の震度データベースで検索した。

確かに、1~3月に比べると4月以降の発生は少し多め。5月は14日夕までに震度4が2回、震度3が11回発生していて、4月をやや上回るペースとなっている。

それでは、ここ5年の1~4月のデータを比較するとどうか?

グラフを見れば一目瞭然、とりわけ今年が多いわけではない。2016年は4月14日と16日に震度7の揺れを記録した「熊本地震」が発生した年で、4月だけで震度3以上が457回あった。その大半は熊本と大分が震源地である。

現在の科学では、「この地域で何日以内に、震度いくつの地震が起こる」といった正確な予測は困難とされている。2016年も、1月から最初の震度7が発生した4月14日午後9時26分まで、全国で震度3以上の地震は48回で、熊本を震源地とするものはゼロだった。発生回数は貴重なデータではあるが、あくまでも一つの参考値ということだろう。

防災袋にマスクやせっけん入れた?

屋外で歩いていたり、スポーツをしている時には地震に気付かず、家で静かに過ごしていると、妙に大きな揺れに感じた経験は誰にでもあるのではないだろうか。5月4日の地震は午後10時過ぎ、6日の地震は深夜2時前と揺れを感知しやすい時間帯に発生した。ステイホーム週間で、外出していた人が極端に少なかったことや、コロナの猛威への恐怖や将来への不安と相乗効果を生んだなど、いつも以上に地震への警戒心が高まった可能性もある。

地震大国・日本では、これまでも何度となく大震災に見舞われてきた。根拠もなく騒ぎ立てるのは禁物だが、「いつ来てもおかしくない」と警戒心を持つことは決して無駄にならない。

元々、人が密集し、衛生状態も懸念される避難所で過ごす場合は、風邪やインフルエンザなどの感染症対策が重要と言われている。防災袋の中に、マスクや消毒液、せっけん、ウェットティッシュを入れてあるだろうか。新型コロナ感染症の流行が終息するまでは、除菌や衛生関連の備えを手厚くしておくのも有効であろう。換気のために、避難所の窓や出入り口を開けておくことも多くなりそうだ。温度調整しやすい服装を準備しておくなど、日ごろの備えに「+α」を心掛けたい。

バナー写真:熊本地震の避難所では、マスク姿の人が目立った

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