最も重要な祝日「独立記念日」には全米各地で花火大会が LA近郊の有名な花火大会を紹介します - ラララ西海岸 from LA ... - ニッカンスポーツ

7月4日は独立記念日の祝日です。この日は全米各地で花火大会が盛大に行われ、パレードなども催される、アメリカ人にとって最も重要な祝日の一つです。

独立記念日は、1776年にペンシルベニア州フィラデルフィアでアメリカが独立宣言に署名したことを記念する日です。イギリスの植民地からの自由を求めて1776年7月2日に大陸会議にて独立宣言が採択され、署名したのがその2日後だったことから7月4日が「インディペンデンス・デイ（独立記念日）」となっています。

この日はパレードを見学したり、家族や友人らとバーベキューをしたりして過ごし、夜は花火を楽しむのが一般的。今年は木曜日ということもあり、すでに前週の金曜日から国民大移動が始まっています。6月27日は、ここロサンゼルス（LA）でロサンゼルス空港史上最も混雑する日になると伝えられており、この日だけで全米で300万人もの人が空港の保安検査を通過するといわれています。目的地は様々ですが、独立記念日前後に夏の休暇を楽しむ人も大勢います。

全米各地で行われる花火大会の中でも、独立記念館や自由の鐘などの史跡があるフィラデルフィアの花火大会は有名ですが、LAでも各地で花火大会が行われます。

カリフォルニア州では、個人で花火を楽しむことも販売も認められておらず、違法のため独立記念日の花火大会はとても人気があります。とはいえ、この日はあちらこちらで違法の花火の打ち上げもあり、一晩中花火の音が鳴り響きます。そのため、花火の音に驚いたり、怖がったりしたペットの脱走が毎年多数起きており、今年も注意が呼びかけられています。

マリナ・デル・レイの花火は海沿いのレストランから食事をしながら楽しむこともできます　（写真はマリナ・デル・レイ観光局の公式サイトより）

LA近郊で有名な公式花火は、南部の港湾都市ロングビーチや空港からほど近い世界最大級のヨットハーバーを有するマリナ・デル・レイで行われる花火大会。他にもディズニーランドやユニバーサル・スタジオ・ハリウッドなどのテーマパークでも盛大な花火ショーが行われます。

ロングビーチには博物館兼ホテルとして保存されている1936年から67年にかけて北大西洋を横断する定期便として運航されていたクイーン・メリー号が停泊しており、船をバックに美しい花火が楽しめます。陸から楽しむだけでなく、海上から花火を見るためのクルーズも人気があります。また、クイーン・メリー号の船上でも独立記念日を祝うイベントが毎年行われており、着飾った人たちで賑わいます。

クイーン・メリー号をバックに美しい花火が楽しめる独立記念日の花火大会　（写真はクイーン・メリー号の公式サイト）

ハリウッドの往年のスターたちが眠る墓地ハリウッド・フォーエバー・セメタリ－では、独立記念日を祝ってシルベスター・スタローン主演の映画「ロッキー」の鑑賞会と花火大会が開催されます。他にも、パサデナのロウズボールではメジャーリーグサッカーのLAギャラクシーとLAFCの地元対決と試合後の花火大会が行われ、チケットが完売する人気イベントとなっています。また、大リーグのドジャースタジアムでも試合後に花火ショーが行われます。

音楽好きなら、ハリウッドの野外音楽堂ハリウッド・ボウルで3日間に渡る独立記念日を祝うコンサートと花火の打ち上げがあるほか、ダウンタウンでは昼間に音楽やダンスを楽しむ無料のイベントなども開催されます。（米ロサンゼルスから千歳香奈子。ニッカンスポーツ・コム「ラララ西海岸」）

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