『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』の「はかぶさのけん」や『魔界村』の「ステージセレクト」や『オホーツクに消ゆ』の「めぐみのバスタオル」などなど、ファミコン時代にはさまざまな裏技がプレイヤーの間で広まっていたが、その中で「隠しコマンド」として誰もが知っていたのが「コナミコマンド」だろう。
これは、もともとは1986年にアーケードから移植されたファミコン版『グラディウス』に、バグを見つけるためのデバッグ用に仕組まれたもので、ポーズ画面で「上上下下左右左右BA」と順に入力すると、自機がパワーアップ状態になるという裏技だ。
「もっともよく知られている隠しコマンド」としてギネス世界記録にも登録されるほど有名な裏技で、日本だけでなく、海外でもネタが通用するほど。
実際、ゲームだけでなく、様々なものにパロディとして使用されている。その驚異的影響力を見ていこう。
■オリジナルのコナミコマンド
ことの発端であるコナミコマンドは、前述の通りコナミのファミコン用シューティングゲーム『グラディウス』で広まった裏技。
その後、『グラディウス』シリーズの続編や『パロディウスだ!』や『魂斗羅』といったコナミ作品でも採用。中にはスーパーファミコン版『グラディウスIII』のように、パワーアップしようとコマンドを入力すると自爆してしまうものもありユーザーを驚かせた。
シューティング以外にも、たとえば『サイレントヒル3』ではコナミコマンドによってダグラスがコートにパンツ一丁という姿になって登場したり、『BEMANI』シリーズでは隠し要素が出現したり、『ときめきメモリアル ~forever with you~』でスタート時のパロメータが変化したりと、様々なジャンルのゲームで定番のコマンドとなっていった。
■コナミコマンドの影響は、他社作品にまで
コナミコマンドの影響は、コナミ以外のメーカーのゲームにも及ぶことになる。たとえばタイトーの『メタルブラック』では、コナミコマンドを入力すると多数の敵が出現。カプコンの『ファイナルファイト2』では、コナミコマンドをリバースした「下下上上右左右左LR」が、同キャラが使用可能になる裏コマンドとなっていた。任天堂の『メイド イン ワリオ』ではコナミコマンドを入力するプチゲームがある。
レトロ寄りのゲームだけでなく、最近のゲームでも、コナミコマンドは健在だ。サバイバル系シューターゲームの『フォートナイト』では、シーズン10の終わりに、コナミコマンドを入力すると、オリジナルのレトロなシューティングゲームが遊べる裏技が用意されていた。
また、その他には2013年発売の『グランドセフトオートV』で、ゲーム中でプレイできるアーケードゲーム『インベード2』でコナミコマンドを入力すると、残機が99になる裏技があるなど、世界中にファンがいる現代のゲームでもコナミコマンドが密かに組み込まれている。
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