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Monday, August 21, 2023

ウォーレン・バフェットやビル・アックマンなど、有名投資家の ... - Business Insider Japan

Warren Buffett.

Kevin Lamarque/Reuters

  • ウォーレン・バフェット、マイケル・バーリらは、前四半期にポートフォリオに顕著な変更を加えた。
  • バフェットのバークシャー・ハサウェイは住宅メーカーに投資し、バーリはショートポジションを設定した。
  • ダン・ローブ、デビッド・テッパー、スタンレー・ドラッケンミラーら会社はエヌビディア株を買い占めた。

ウォーレン・バフェット(Warren Buffett)、マイケル・バーリ(Michael Burry)をはじめとする一流投資家たちの株式ポートフォリオの最新情報が、証券取引委員会(SEC)に提出された書類から明らかになった。

バフェットのバークシャー・ハサウェイ(Berkshire Hathaway)は予想に反して住宅メーカー3社に投資し、バーリは「ビッグ・ショート」スタイルでS&P500とナスダックに対するショートポジション(空売り)に賭けた。億万長者の投資家ビル・アックマン(Bill Ackman)はアルファベット(Alphabet)の持ち株を増やし、ダン・ローブ(Dan Loeb)、デビッド・テッパー(David Tepper)、スタンレー・ドラッケンミラー(Stanley Druckenmiller)などの一流の投資家たちは、前四半期にエヌビディア(Nvidia)株を買い占めた。

以下で、第2四半期の4つの主要なトレードをまとめた。


ウォーレン・バフェット

Warren Buffett.

Getty Images / Michael Buckner

ウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハサウェイは、前四半期にレナー(Lennar)、NVR、DRホートンの3つの住宅メーカーに投資した。これらのポジションは合計で8億1400万ドル(約1182億円)相当であり、バークシャーの約3500億ドル(約50兆8000億円)の株式ポートフォリオから見れば小さなものだ。

バフェットのポートフォリオ・マネジャーであるトッド・コムズ(Todd Combs)とテッド・ウェシュラー(Ted Weschler)は、その規模からして、これらの銘柄の購入に関与していると思われる。彼らの選択は、住宅ローン金利が数十年来の高水準に近い現在、歴史的な値ごろ感のなさにもかかわらず、彼らがアメリカの住宅市場に強気であることを示唆している。

この有名な投資家の会社は、キャピタル・ワン(Capital One)とオクシデンタル・ペトロリアム(Occidental Petroleum)の株式も買い増している。一方、マッケソン(McKesson)、マーシュ・アンド・マクレナン(Marsh & McLennan)、ビテッセ・エナジー(Vitesse Energy)への投資は終了した。

バフェットと彼のチームは、アクティビジョン・ブリザード(Activision Blizzard)、シェブロン(Chevron)、セラニーズ(Celanese)、ゼネラルモーターズ(General Motors)、グローブ・ライフ(Globe Life)のポジションも縮小した。


マイケル・バーリ

Michael Burry.

Bloomberg Risk Takers

マイケル・バーリ(Michael Burry)が6月末時点で、S&P500とナスダック100のインデックス・ファンドの弱気プット・オプションを想定元本16億ドル(約2323億円)で保有していたことが明らかになった。

映画『マネー・ショート 華麗なる大逆転(原題:The Big Short)』で有名なこの投資家は、ヘッジのためにプットを購入したのかもしれない。

しかし、資産価格の歴史的なバブルについて繰り返し警告し、大規模な売り越しを予測していることから、株式市場の暴落を予期している可能性もある。


ビル・アックマン

Bill Ackman.

Reuters/ Allen Fredrickson

ビル・アックマンは第2四半期に人工知能(AI)への投資を増やした。彼のパーシング・スクエア・ファンド(Pershing Square fund)は、この期間にアルファベットのクラスC株を約130万株購入し、6月末時点のポジションを11億ドル(約1597億円)に引き上げた。また、アルファベットのクラスA株も約2億6200万ドル(約380億円)分保有している。

さらに、アックマンとそのチームはポートフォリオにヒルトン・ワールドワイド(Hilton Worldwide)とハワード・ヒューズ(Howard Hughes)の株式を追加した。一方、カナディアン・パシフィック鉄道(Canadian Pacific Railway)、チポトレ(Chipotle)、ロウズ(Lowe's)、レストラン・ブランズ(Restaurant Brands)への投資は縮小した。

アルファベットはAIチャットボットのBardへの投資を続け、検索エンジンと広告サービスのスマート化を進めている。


エヌビディア

Nvidia.

Glassdoor

世界有数の投資家やファンドのいくつかは、AIブームがグラフィックチップの需要を喚起し続けることに賭けて、前四半期にエヌビディア株に投資した。

ダン・ローブのサード・ポイント(Third Point)、ソロス・ファンド・マネジメント(Soros Fund Management)、ジェレミー・グランサム(Jeremy Grantham)のGMOはいずれも、前四半期にエヌビディアに投資した。

一方、デビッド・テッパーのアパルーサ・マネジメント(Appaloosa Management)、ジム・シモンズ(Jim Simons)のルネッサンス・テクノロジーズ(Renaissance Technologies)、ポール・チューダー・ジョーンズ(Paul Tudor Jones)のチューダー・インベストメント・コーポレーション(Tudor Investment Corporation)、スティーブ・コーエン(Steve Cohen)のポイント72・アセット・マネジメント(Point72 Asset Management)、スタンレー・ドラッケンミラーのデュケイン・ファミリー・オフィス(Duquesne Family Office)、末日聖徒イエス・キリスト教会(通称・モルモン教)の投資部門は、いずれも前期にエヌビディアのポジションを増やした。

例えば、レンテック(RenTech)は6月末時点で約8億ドル(約1162億円)相当の株式を確保し、投資額を約600倍に拡大した。アパルーサもポジションを600%近く増やした。チューダーは、エヌビディア株を4倍に増やし、四半期末時点で60万株近くの強気コールオプションを保有していた。

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